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おわりに

最後まで読んで頂き ありがとうございました。



私は克服後しばらくして、

パニック障害の自分の経験を何かしら記録に残そうと考えていたのですが、

実際に手を付けられずにいました。


正直、辛い症状を思い返したくないと、

苦しみを詳しく表現することをどこかで拒否していたからかもしれません。




そんな中、私はある事で

パニック障害を抱えた人の中に、

道を踏み外したり、

自ら命を断ってしまう人が非常に多いことを知りました。


疑う余地もありませんでした。

本当に私も死にたいと思ってしまっていたから。


辛いことを一瞬で終えるのは簡単なこと。


「でもまだ早い、死ぬ前に全部試せよ」と伝えたい。


その思いが私を動かしました。




なるべく試す側に寄り添うつもりで、砕いた文章を書いてきました。

自分の体験を文章で起こしたので まとまりがついて無かったかなと思う部分もありました。

(私の文章力が足りないせいでもあります)


なので最後に章ごとに込めたテーマについて 簡単に解説していきたいと思います。


--------------------------------------------------------------------------------


・一章 「最初の一歩」


私の始めてのパニックの経験の話。

パニック障害に対する多様な考え方。


「自分は必ずパニック障害を克服できるという気持ちを持ち続けること」


克服を考える前の基本の心構えを伝えた。




・二章 「誰でも出来る、気をつけられること」


パニックに対する対策を「数字」に例えて、

数字を地道に増やしていくことで

元の状態に戻ることが出来ると伝えた。


「誰でも」この数字を何もないところから生み出す事が出来ると伝え、

いくつか例を上げた。




・三章 「外の世界」


夕日の散歩道の話は 私にとって克服の行動を象徴する思い出。

繰り返し外の世界に目を向けることで、

本当に恐れていたものを認識して欲しかった。


正しい外の世界を知ることが克服のための第一歩だと伝えた。




・四章 「生きるために」


現実の世界に一歩踏み込んだ話。

生きることは耐えること。


屋内の不安に立ち向かうための 気持ちの持ち方や

人が多い場所に慣らすための行動を書いた。


繰り返しの失敗は「負け」じゃないことを伝えた。




・五章 「やり過ごすために」


実際にパニックが起こってしまった時の気持ちの持ち方や対処。


私の経験の話は無数にあって一つに絞ることが難しかったけど、

パニック経験者ならすぐにピンとくるだろう「電車」に焦点を当てて書いた。


「教室」や「職場の会議室」等、誰かが用意した場所であっても同じく。

本当に辛くなった時は嘘を付かずに、手を上げたりして周りに頼って良い。

もしも内容が頭に入らないくらいなら、私なら堂々と行動する。


誰かに弱みを見せることは恥ずかしいことではないと伝えた。


最後の数行は

パニック障害の克服がゴールではなく、

その先の将来に希望を持ってほしいことを伝えたかった。




・六章 「何かを得るために」


言葉のすれ違い。

パニック症状の原因とストレスの話。

パニック障害を理解しない人との関わり方。


人との関わりを持つことが

ストレスとパニック障害に立ち向かうために重要だと伝えた。




・七章 「症状が消えなくても」


パニックが再発した人やここまで来て完治が見えない人でも

焦る必要が無いことを伝えたかった。


「自身を支えるもの」をいくつか書いた。


命の話。

何かを追わず自殺するにはまだ早いことを伝えた。




・八章 「夢 / 心の在処(ありか)


夢や目標を持つことがパニック障害の克服にプラスになることを書いた。


夢の話と失敗の話。


夢を持つことが強力な心の支えになる事を伝えた。


--------------------------------------------------------------------------------


このエッセイを読んで頂いた、パニック障害を抱えた方へ。


ここに書いた事が全てではありません。

辛い時でも自分を見失わずに、正しく進んでください。


何度も書きますが私も自分の道の途中です。

お互い、共に抱えたパニック症状がこれからより良い方に改善していくことを、

心から願っています。



このエッセイを読んで頂いた、パニック障害者ではない方へ。


ここに書いた言葉が、ほんの少しでもパニック障害の理解・周知に繋がると幸いだと思っています。

そして、周りに困っている人がいた時はどうか声をかけてやってほしいと思います。


元々理解がなかった私は今その一人として、

同じように困っている人を支援する側にまわりたいと思っています。



最後までありがとうございました。

(2017/05/13)




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