第3話「入部」
「えっと、夏空くんは、自動車競技部入部希望で合ってる?」
「はい!」
「じゃあ、萩原夏空の自動車競技部入部を許可する!」
「これからお願いします!」
「じゃあ、この部活のメンバーを紹介するね。」
「はい」
「まず、この優しそうな先生が…」
「どうも、自動車競技部顧問の秋原拓巳です。よろしくね」
「そして、次にこの子がうちのエンジニアの…」
「どうも!日野森百音です!新しい部員が入ってきてくれて嬉しいです!これから一緒に車のこと極めていこう!」
「あ、は、はい、お願いします」
「あと、メカニックの彼は君と同じ高校1年生だよ。一番最初に入部したの」
「あ、里美飛鳥だよ。よろしくね」
「同じ学年同士、頑張ろうね」
「そして、もう一人、うちにはメカニックがいるの。」
そこには筋肉ムキムキな高校生がいた。
「よぉ、中村龍星だ」
「お願いします」
「とまぁ、今紹介したのがこの自動車競技部のメンバーだね。それで、ドライバーは私がやってる。」
「ちなみになんだけど、夏空くんはどっち側でやりたい?ドライバーとメカニック」
「ドライバーでお願いします!」
「おぉ…元気な答えだね」
「じゃあ、こっちの部屋にある、例のあれ、やってみるか」秋原が呟く。
「あれ…?」
「まぁ、こっちに来ればわかるよ」