表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/33

第27話「復活の狼煙」

鈴桜との決着がつくまであと2周。

鈴桜との差はすでに1秒ほど。


「ここまでか…」

データが表示されたモニターの前で絶望するエンジニア担当の生徒と部長。



「くっそっ…!」

颯もステアリングを叩く。


そこで部長は異常に気づいた。

「何をやってるの…?夏空くん…」



そのモニターに表示されていたのはパドルシフトのアップをずっと連打し続けるデータだった。



「直れッ…直れッってんだ、このポンコツ…!」

夏空はヤケクソにギアを上げ続けた。


その時だった。

車内に響くトランスミッションの音が変わった。

「…!?」

メーターを確認するとそこには「2」の文字が。


「直った…!直ったよ!」

石原は思わずエンジニア担当の肩を強く叩く。

「奇跡だ…」百音も驚いていた。


直ったのは1()5()()3()2()()


その時間を夏空は車内に搭載された時計で確認していた。



無線のスイッチを押す。

「部長!こっから全開で、限界まで攻めます!クルマ壊したらごめんなさい!」

『いいよ!すべて、今まで積み上げてきたものぶつけてきな!』

「了解!」



颯はKERSのスイッチを押し、コーナー脱出の速度を稼ぐ。


「さぁ、勝負はここからだッ…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ