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第19話「再始動」

秋原のがんが発覚した翌日。


この日は勉強にも集中できなかった。


そんなパッとしない1日を過ごした夏空は工場に向かう。


「こんにちわーっす…」

「あ、夏空くん!なんか元気ないね?」

「あ、なんでもないっすよ…大丈夫っすから…」

「いーや、私のセンサーが反応してる。なんかあったね?」

「ほんとに、何でもないんで…」

「いーや、嘘だね。工場の外で話そ?」

「わ、わかりました」


あかりに工場から連れ出される。


「何があったの?」

「実は、秋原先生にがんが見つかって。ステージ4の末期。」

「そんな…」

「そんないきなり衝撃的なこと言われたものだから今日何もできなくて。」

「そりゃ、大変だったね。じゃあ、今日この後みんなにも伝えよう。」

「…大丈夫ですかね。みんな驚くんじゃ…」

「だとしても、隠しておくわけにもいかないじゃない?」

「ま、まぁ。」



他のメンバーたちも集まってきたころ。

「みんなー、ちょっと話したいことがあるから、集まってほしい!」


「なんですかー?」

「なになに?なんかニュース?」


「じゃあ、夏空くん、話してあげて。」

「先日先生が倒れたのは覚えていると思います。その後、病院に搬送され、そこで秋原先生はステージ4のがんだと診断されました。」


「え?」

「は?」


龍星と飛鳥は驚いていた。



少し間を置いて

「…じゃあ、俺達が全国行って、優勝していい報告しようぜ!秋原先生に」

「そうだな。倒れたことをずっと思っていても仕方ない。こっからは勝つことだけをイメージしていこう。」

龍星と飛鳥が決心する。


「よーし、じゃあ、決まりだね。私達で日本一を獲る!愛豊高校行くぞー!」

「「「おー!!!」」」


この日から全国大会に向けて準備を始めた。


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