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天神と使命〜プロローグ〜


挿絵(By みてみん)



人は誰にでも“使命“がある。

生まれる前にどんな使命を果たしたいのかを天の神【天神】と相談し、

肉体を授かる許可を得て生まれてくる。

前世でやり残したことをもう一度輪廻転生してやり遂げようとする魂もいれば、

何か新しい使命を持って挑戦しようとする魂、

辛く苦しいトラウマを克服する為に生まれ変わろうとする魂など様々である。


天神には個人が持つような感情はなく、

神の判断としてその魂の使命と人間に生まれ変わる必要性を判断し、

人として人生をすべきに値する魂かのジャッジを下す。


使命を授かり、

いよいよ人間に生まれ変わると決まった魂たちは母体選びをする。

次に自分の使命を果たすために適した家族や国を選択する。


使命に関する記憶は、母体に入った瞬間に忘れるようになっている。

決めてきた使命に捉われた狭い視野の中での人生になるのを避けるため、

記憶としては消え、経験や使命に対する思念は

魂の奥底に刻まれ生まれてくるのだ。


こうして人間の“人生“が始まる。


【魂】

人は生まれ変わり輪廻転生を繰り返す生き物であるが、

どんな終わり(死)を迎えたのかによって

その後の生まれ変わりへの道が決まる。

病死、自死、事故死など望まない死や今世に未練や無念が残る死もあれば

健康長寿で老衰する死もある。

“死“を迎えた時の人間の魂の状態によって、

同じ“死“でも霊界では全く違う道に分けられる。


生まれ変わる者、

成仏に長い時間を要する者、守護霊をやる者など、

天神のジャッジによりその後の来世への道が決められるのである。

納得がいかない死を迎えて霊界に来た魂には浄化が必要である。

成仏未完了の魂を浄化し、

成仏できる魂へ導く仕事を担っているのがエンジェルヒーラーと呼ばれ、

いわゆる“天使“である。


エンジェルヒーラーは肉体を持ったことがなく、

人間としての人生を経験したことがない魂である。

霊界で特別な権利と任務を与えられた魂で、

天神に命じられ働く神の使いのようなお役目。

自死した者や無念の死で霊界に上がってきた魂を癒し、

成仏させる仕事だ。

成仏ができないと生まれ変わることもできない。


成仏にかかる時間は個人差があるが、

最短で命日から一周忌を迎える頃で、中には何年も彷徨う霊もいる。

やり残した思いや強い思念がある場合には

終わり迎えた自分の命に納得がいくまで時間がかかることがあるのだ。


動物や虫などは人間に比べて感情がクリアな為、

死と共に成仏完了となるのがほとんどだが

人間は複雑な感情を持ち合わせた生き物の為、

成仏がなかなかできずに無念や後悔の念が強く残る生き物だ。


命を他者に奪われたり、恨みなどが原因で自死したり、

死んでも納得がいかない霊魂は成仏を拒み、

浮遊霊や地縛霊となり、最悪の場合には

悪霊となって生きている人間に悪い影響を与えようとする場合もある。

そんな悪霊が集まって邪念が大きくなると、

影響は特定の人間だけではなく、

日本を守っている結界(邪念から守るエネルギーの壁)に

ざまざまな影響を及ぼしてしまうことさえある。


現在の日本の結界は崩れつつあった。

魂を供養する文化も薄れ、変化してきたからだ。

そして、時代は土の時代から風の時代へと変わる時が来ていた。


時代の流れは地位や名誉、

過去の経歴やステイタスが重要視された土の時代から

個性やユーモア、自分らしさが重要視される風の時代へと変化し、

目に見えない世界の“霊“たちの常識も大きく変化しつつあった。

風の時代は約200年続いてゆく。


そんな風の時代に生まれた日本を救うべくある人物たちの物語。


霊界で最も力を持つ大天神に特別に選ばれた、

エンジェルヒーラーの魂を持つ5人の選ばれし者たちがいた。


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― 新着の感想 ―
とても面白く、生きることについて勉強になりました アニメ化されればいいのに! 生きる目標を失ってる人や 若い子に是非読んで欲しいな
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