そらまめのそらもよう 〜episode3 過信〜
掲載日:2025/02/14
寒い寒い冬の夜 そらまめの畑にしんしんと
雪が降りました。
そらまめは、雪が白く積もった畑のうねの上から、ほうれん草のくきの切れ端に乗って
スイスイと滑り降ります。
どうやらスキー大会のようです。
そらまめは一位でゴールしました。
拍手の中、そらまめは金メダルをかけてもらい
ました。
と、そこで、そらまめは目を覚ましました。
夢を見ていたようです。
さやのドアをあけて、外を見ると
あたり一面真っ白に雪が積もっていました。
そらまめはさっそく
こんなときのためにととっておいた
白菜の芯の切れ端を取り出して
畑のうねのゲレンデへくりだします。
頭の中のイメージどおり
スイスイっとかっこよくすべり降りる
はずでしたが...
とちゅう小石にぶつかって
そらまめは、空中へ舞い上がり、
雪の中へ頭からとびこんで動けなくなりました。
そらまめは、足を引きずりながら
なんとかさやの前まで戻りました。
それから、自分と等身大の雪だるまをこしらえると、
ダイコンの花で作ったおっきなメダルを
雪だるまの首にかけたのでした。




