表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキルホルダーになったので、ダンジョンで無双します!  作者: よだれどり星人
1章 『スキルのことがよく分かるスキル』
9/92

「第9話 - オーブの秘密」

 期待と不安が入り混じる中、アキトは帰宅した。部屋に入るなり、彼はリュックからオーブを取り出す。


 「さて、どんなスキルが入ってるんだろう...」


 アキトは『スキルのことがよく分かるスキル』を使い、オーブを観察した。しかし、何も見えない。彼は首をかしげながら、繰り返しスキルを使ってみる。


 「ヌヌヌ...!」


 集中して力を込めてみたところ、突然オーブの中に何かが見えるようになった。


 「『矢をたくさん打てるスキル』...?何だそれ?」


 アキトは驚きながらも、スキルの内容を確認した。どうやら、このオーブには戦闘系のスキルが含まれているようだ。


 「とりあえず、このオーブの価値を知りたいな」


 彼はスマートフォンを取り出し、オーブのオークションサイトを調べ始めた。サイトには様々なオーブが出品されており、それぞれに価格がついている。


 「ゴブリンのスキルオーブが15万円、オークのスキルオーブが30万円......よくわからんな」


 公式っぽいサイトはスキル名というより、スキルオーブを落としたモンスター名が書いてあるというのがほとんどたった。しかし調べていくと、スキル名を書いているサイトも見つかる。


 「『盾を壊せるスキル』が1500万円...『魚に話しかけられるスキル』が4000円...?」


 アキトは目を疑った。何の変哲もないスキルに高い値段がついていたり、そうでなかったりとピンキリだ。彼はサイトを隅々まで探り、あることに気づく。


 「なるほど、既存のスキルとシナジーがありそうなスキルは高い値段になってるのか。あとは希少性?」


 例えば、『盾を壊せるスキル』は、ダンジョン探索で敵の防御を破壊できるため、『迷宮の地図が頭に浮かぶスキル』と組み合わせると効果的だ。一方、『魚に話しかけられるスキル』は、欲しい人は多そうだが、供給数も少なくないらしい。使うと魚が食べづらくなるというデメリットがブログ記事でも話題になっているし、そうなるとあまり需要もないのかもな。


 というか色々見たけど、スキル名を直接書いているサイトは詐欺サイトっぽいサイトが多すぎて、よくわからないというのが正直なところだった。ここに売れば現金化できます!というルートがあるのか、よくわからなかった。安心安全の公式サイトみたいなのはないのだろうか?


 「『矢をたくさん打てるスキル』か...これも、シナジー次第では結構な値段になりそうだな」


 とはいえ、オーブを売るというのが一般的なのか?詐欺で騙されてオーブを失うだけとか、ぼったくられるだけな気がする。


 アキトは自分のオーブを見つめながら考えを巡らせる。例えば、『狙った場所に必ず当たるスキル』や『矢に炎や毒などの属性を付与できるスキル』と組み合わせれば、そこそこ強力な戦闘スタイルになるだろうが、単体で役に立つかといわれると良くわからない。


 「使うか、売るか...悩ましいな」


 彼はオーブを手に取り、光を透かして眺めた。冒険者としての未来を左右する決断に、アキトの心は揺れ動いていた。


 部屋の窓から差し込む夕日が、オーブをオレンジ色に染める。アキトは思い悩みながらも、冒険への思いを馳せていた。


 「冒険者になるチャンスを手に入れたのに、このまま売っちゃうのはもったいないよな...」


 彼は意を決し、オーブを握りしめた。このスキルを使いこなせば、きっと強い冒険者になれるはずだ。アキトは自分の可能性に賭けることを選んだのだ。


 「よし、決めた。俺は冒険者になる!」


 宣言とともに、アキトの冒険者人生の幕が切って落とされた。彼はオーブを使い、『矢をたくさん打てるスキル』を習得する。これが、彼の冒険者としての第一歩となるのだ。


 夕暮れ時の部屋で、アキトは新たなスキルに思いを馳せていた。冒険者への道のりは長く険しいが、彼の心は希望に満ちている。オーブを手に入れた彼は、未知なる可能性に胸を躍らせていた。

■続きが読みたいと思った方は

 どうか『評価』【★★★★★】と『ブックマーク』を......!

 ポチッとお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ