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スキルホルダーになったので、ダンジョンで無双します!  作者: よだれどり星人
1章 『スキルのことがよく分かるスキル』
63/92

「第63話 - ランク戦のルール」

ぼーっとしていたアキトが我に返ると、再び円形のアリーナに立っていた。先ほどの戦いが仮想的なものだったのか、一瞬疑問に感じるほどのリアリティがあった。


「ランキングアナウンス」


システムの声が響き渡る。


-------------------

アキト・サトウ

Rank 687531→602290

-------------------


(おお、一気にランクが上がったな)


アキトは驚きを隠せない。たった一戦で、ここまでランクが上昇するとは。まぁ最初だしこんなもんか。負けたままやらなくなる人もいるんだろうな。


「もう一度戦闘を行いますか?」


システムが尋ねる。


「すまん、色々説明してもらえるか?」 


アキトは戸惑いを感じながら、システムに説明を求める。


「承知しました。アキト様が今選ばれたランク戦は、全世界のアーティソン登録冒険者と仮想戦闘を行うものです。ランクの差異が一定の登録者が抽出され、その戦闘結果によってランキングが上下します」


システムがアナウンスを始める。


(全世界の冒険者と戦ってるのか...!)


アキトは改めて、アーティソンの規模の大きさを実感する。


「おっけー。今の相手はどれくらいのレベルの人だったんだ?」


彼は好奇心から、相手のレベルを尋ねる。


「相手の情報は伏せられており、ランキングのみが表示されます」


システムは相手の情報を明かさない。代わりに、ランキングが表示された。


-------------------

Rank 652220

-------------------


(さっきの俺よりは少し上のランクだったのか。でも、楽勝だったな)


アキトは自信を持って、次の戦いに臨む。


「戦闘に関して、おおまかなルールを教えてくれ」


彼はシステムにルールの説明を求める。


「フィールドに転移後10秒後、戦闘が開始されます。相手への攻撃はその10秒は禁止されており、その間に攻撃を行うと無条件に失格になります」


システムが淡々と説明する。


「おやおや、ちゃんと聞いておかないといけないルールだ」


アキトは苦笑する。知らなかったら、失格になるところだった。


「戦闘を短時間で完了するために、フィールドは直径200メートル、徐々にフィールドは縮小し、600秒で戦闘は強制終了します。戦闘フィールドの種類、広さはランク帯によって変動します」


システムが続ける。


(600秒か。あっという間だな)


アキトは戦闘時間の短さに驚く。


「戦闘後、消費したMPは自動で回復します」


「なんと。いくらでも戦えるのか」


彼は喜びを隠せない。MPの回復が自動で行われるなら、何度でも魔法を全力で使いながら戦えるのだ。


アキトは頬をぱちんと叩く。


「じゃあ、やっていこうか」


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