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スキルホルダーになったので、ダンジョンで無双します!  作者: よだれどり星人
1章 『スキルのことがよく分かるスキル』
57/92

「第57話 - 魔力の覚醒」

レイは満足げな表情で、倒れ伏す生徒たちを見渡した。


「うん、みんな魔力が開花してるね」


彼女の言葉に、アキトは驚きを隠せない。


生徒たちの体から、オーラのようなものが放出されているのが見えるようになったのだ。


淡く輝く光が、彼らの体を包み込んでいる。まるで、魂が目覚めたかのようだ。


アキトは自分の体を見下ろす。すると、そこにも同じようなオーラが放出されていた。


「俺からも、オーラが出てる...」


彼は感動に胸を躍らせる。これが、魔力の証なのだ。


しかし、よく見てみると、アキトのオーラは他の生徒たちとは少し違っていた。


「なんか、他の人より少しオーラが厚い感じがする」


彼は首をかしげる。


-------------------

プレイヤーランク ★

プレイヤーレベル 14

 次のレベルまで 265

 累積経験値 2532

ステータス 0

 HP 113

 MP 24

スキル

『スキルのことがよく分かるスキル』 -

『矢をたくさん打てるスキル』 ★

『魔法がチョットだけ大きくなるスキル』 ★

『火魔法スキル』 ★

『ステータスを偽装するスキル』 -

-------------------


「多分、MPなのだろうし、そりゃ厚いか。最初のステータスだと10だったよな」


アキトは自分のステータスを確認する。MPが24まで上がっている。


「個人差もあるのかね」


彼は考えを巡らせる。


ふと、アキトはレイのオーラに目を向けた。


「レイさんのオーラ、分厚いなぁ...」


彼は目を見開く。レイを包み込むオーラは、まるで壁のようだ。魔法系の攻撃がかなり減衰しそうな感覚がある。


「レイさんのステータス、エグかったよな」


アキトはレイさんに見せてもらったステータスカードの情報を思い出す。


-------------------

プレイヤーランク ★★★

プレイヤーレベル 83

 次のレベルまで 141,662

 累積経験値 2,583,759

ステータス

 HP 182

 MP 2,746

スキル

『紅蓮魔法スキル』 ★★★

-------------------


「そうか......何の意味があるのかわからなかったから気にしてなかったけど、レイさん、MPが2,746もあったのか」


アキトは驚愕する。レイのMPは、彼の100倍以上もあるのだ。


「レイさんからもらった名刺からも、なんとなく気配を感じる」


アキトは名刺を取り出し、じっと見つめる。


「あ、これレイさんの魔力っぽい。そういうマーキングみたいなこともできるのか」


彼は感心しながら、名刺を握りしめた。入口の警備員はそういう仕組みだったのか。


こうして、魔力開花の儀式は幕を閉じた。


生徒たちは新たな力を手に入れ、冒険者への第一歩を踏み出したのだ。


「よし、みんな立ち上がって。次は魔法の基礎を学ぶわよ」


レイの言葉に、生徒たちは弱々しく立ち上がる。


まだ体は痛むが、彼らの瞳には希望の光が宿っていた。

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