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スキルホルダーになったので、ダンジョンで無双します!  作者: よだれどり星人
1章 『スキルのことがよく分かるスキル』
50/92

「第50話 - 上級冒険者との遭遇」

アキトは冒険者カードを差し出すと、上級冒険者の女性に鋭い視線を向けられた。


「ワクワクダンジョンにいるのに、随分経験値を盛ってるのね」


女性は不審げに言う。


「しまった!」


アキトは内心で後悔する。レベルや累積の経験値をいじるという発想がなかった。


「今まで潜ったのは、ワクワクダンジョンだけ?」


女性が尋ねる。


「はい、モンスターを狩ったのはここだけです」


アキトは正直に答える。嘘をついても、すぐにバレてしまうだろう。


「名前は?」


「アキトです。サトウ・アキト」


「私は龍条レイ」


女性は颯爽と自己紹介し、ステータスカードを見せてくれた。


アキトは彼女のステータスを確認し、思わず目を見開く。


-------------------

プレイヤーランク ★★★

プレイヤーレベル 83

 次のレベルまで 141,662

 累積経験値 2,583,759

ステータス

 HP 182

 MP 2,746

スキル

『紅蓮魔法スキル』 ★★★

-------------------


(うっわ、とんでもないステータスしてるじゃないか。★が3つあるぞ)


アキトは内心で驚愕する。★が2つ以上で上級冒険者なのに......


「龍条さんは、上級冒険者だったんですね」


彼は感心したように言う。


「レイでいいわよ。あなたのほうが歳上でしょ......そんなに珍しい?」


レイが不思議そうに尋ねる。


「初めて見ました」


アキトは正直に告げる。上級冒険者は、一般人にとって雲の上の存在なのだ.......と教科書に書いてあった。それにワクワクダンジョンにしか潜ってないしな。


「私はこの先で起きたと思われる爆発の調査をしているのだけど、何か知っていることはない?」


レイが切り出す。


アキトは困惑する。隠すのも隠しきれない。この一本道を進めば、その先が爆心地だ。


ダンジョンの自己修復機能により復旧しつつあるが、それでも地面は割れ、壁は焼け焦げている。


「ちょうど後ろが爆心地でしたよ。ゴブリンの魔石がたくさん転がっていましたね」


アキトは嘘はつかずに答える。


「そう。ちょうどいいわ。案内してくれない?」


レイが言う。


「わ、わかりました」


アキトは渋々了承する。断れる雰囲気ではなかった。


二人は爆心地に向かって歩き出す。アキトの心は複雑だ。


「まさか、俺の放った混合魔法が原因でアラートが鳴ったのか?」


彼は内心で怯える。まぁまさかも何も間違いないだろう。もし自分の仕業だとバレたら、どんな処分を受けるのだろうか。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] ステータスって個人情報をなんで見せるのかわからん。
[一言] 自分の仕業だとどうしてバレルと思うのか不思議。そんな実力があると他人から見られると思う必要ないよ。
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