表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキルホルダーになったので、ダンジョンで無双します!  作者: よだれどり星人
1章 『スキルのことがよく分かるスキル』
41/92

「第41話 - 1000匹の集落」

アキトは『スキルのことがよく分かるスキル』を使い、1000匹の集落のスキルを探っていた。一つ一つのスキルを確認するのは非効率だと感じた彼は、スキルに話しかける。


「『スキルのことがよく分かるスキル』さん、『よく分かる』っていうことなんだから、戦闘で活躍してくるような強力なスキルの反応を濃くしてくれたりしませんかね?」


するとスキルは、アキトの期待に応えるかのように、重要なスキルを強調して見せてくれた。


「おお、してくれるんだ...」


アキトは感心しながら、集落のスキルを観察する。


「斥候みたいなスキルを持ったゴブリンがいないな。風下か風上かとかも考えたほうがいいんだろうけど、正直風の方向もわからん」


彼は苦笑しつつ、スキルの座標を確認する。どうやら、ゴブリンたちはこちらに気づいていないようで、和気あいあいとしている。


「『罠を作るスキル』もいるけど、8匹くらい反応が強いやつがいる。『脚が速くなるスキル』、『握力が強くなるスキル』、『火魔法スキル』、『5倍食べられるスキル』、『集団を統率するスキル』...こんなところか」


アキトは強力なスキルを持つゴブリンたちを確認し、戦慄する。


「さっきの普通の農民ゴブリン?ですら強かった。『火魔法スキル』を持ったゴブリンメイジも、1層のゴブリンメイジよりはるかに強いと思ったほうが良さそうだ」


彼は戦いに備え、自分のステータスを確認する。


-------------------

プレイヤーランク ★

プレイヤーレベル 5→7

 次のレベルまで 38→176

 累積経験値 572→772

ステータス

 HP 104→106

 MP 13→15

スキル

『スキルのことがよく分かるスキル』 -

『矢をたくさん打てるスキル』 ★

『魔法がチョットだけ大きくなるスキル』 ★

-------------------


「2層のゴブリン、1匹で経験値5もくれたんだよな...」


アキトは戦略を練る。遠距離から一方的に攻撃するのが得策だろう。


「300メートル離れている。俺の矢だと本気で引いて、有効射程200メートルくらいだ」


彼は距離を測りながら、作戦を立てる。


「100メートル、ギリギリまで近づいて、さっきの混合魔法を3発。そのまま逃げ帰るっていうのもいいが......初めてだし、経験値稼ぎっていうことで」


アキトは烈風の矢を取り出す。それは、初めて購入した風魔法の矢だった。


購入時の店員の説明を思い出す。


「着弾時に風魔法が発動するのも特徴ですけど、風魔法が込められていることで有効射程もかなり伸びています!癖になる感覚ですよ」


彼は試しに、後ろに矢を放ってみる。烈風の矢は、風を切り裂くような音を立てて、加速し、彼の予想以上の距離を飛んでいった。


「おお...!これなら、300メートルでも余裕で届くな!」


アキトは期待に胸を膨らませる。


「さあ、戦闘開始と行くか」


彼は意を決して、集落に向きなおった。


■続きが読みたいと思った方は

 どうか『評価』【★★★★★】と『ブックマーク』を......!

 ポチッとお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ