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スキルホルダーになったので、ダンジョンで無双します!  作者: よだれどり星人
1章 『スキルのことがよく分かるスキル』
36/92

「第36話 - 冒険者の装備」

 アキトは、ダンジョンストアに足を踏み入れた。彼の心は、新たな装備を手に入れる期待で満ちている。


 「いらっしゃいませ!」


 店員の温かい接客に、アキトは微笑む。


 「矢が見たいです。あと、探索におすすめの魔道具も」


 「矢ということは、ダンジョン巡りですか〜?」


 店員は興味深そうに尋ねる。


 「そんな感じです。楽しかったので、もっと深く探索したいなと」


 アキトの言葉に、店員は頷いた。


 「あー、魔法の矢をお使いで」


 彼女は矢のコーナーへとアキトを案内する。


 「1ランク上だと、こんな感じですよー」


 店員の手にする矢は、アキトが今まで使っていたものとは一線を画していた。


 「火の矢、草の矢、電気の矢の上位互換...炎の矢、蔓の矢、雷の矢か...」


 アキトは感嘆の息を漏らす。これらの矢は、明らかに強力っぽい。名前からして強くなってる。


 「1本40万〜ですね」


 店員の言葉に、アキトは頷く。彼にとって、もはやその金額は大きな障壁ではない。


 「アキバのワクワクダンジョンで好き放題できる矢となると?」


 アキトが尋ねると、店員は上司に確認しに行った。


 「ここのストアの一番上のクラスにはなりますが、こちらの矢ならどのゴブリンも一発ですよ」


 店員が持ってきたのは、『炎爆の矢』と『雷撃の矢』だった。


 「また名前がワンランク強くなった感じがするな。1本150万か...」


 アキトは矢を手に取り、じっくりと観察する。


 「ちなみに、これより強い矢もある?」


 「ここは★1つの冒険者のためのストアなので、ないです。★が2つになったら入れるストアがあって、そちらはもっと強い武器もあるらしいですよ」


 店員の説明に、アキトは頷く。冒険者ランクが上がれば、さらに強力な装備が手に入るのだ。


 「道具に踊らされて、死んじゃう人もいるので...」


 店員の忠告に、アキトは苦笑する。


 「まあ、一通り1本ずつ買っていくか」


 彼は決断する。今は装備を整えるチャンスなのだ。


 「あとは魔道具か」


 アキトが呟くと、店員の目が輝いた。


 「おすすめは、魔導ポーチです!」


 彼女が取り出したのは、小さな袋だった。


 「魔石って重いじゃないですか?携帯食も持ち込みたいですし、色々ありますよね。中が1立方メートルくらいの広い空間になっていて、何でも入ります」


 店員の説明に、アキトの目が見開かれる。


 「お金持ちなら、ランドセルなんかにも使うらしいです」


 「1つ80万か。まあ、買うか」


 アキトは即決した。冒険には、こういった便利アイテムが欠かせない。


 「残金30万...まあ、また稼ごうかね!」


 彼は意気込みを胸に、ダンジョンストアを後にした。


 外は晴れ渡っていた。アキトは深呼吸をすると、ダンジョンに向かって歩き出す。


 「さて、新しい装備でどこまでいけるかな」


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