表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキルホルダーになったので、ダンジョンで無双します!  作者: よだれどり星人
1章 『スキルのことがよく分かるスキル』
21/92

「第21話 - 戦いの余波」

 倒れたホブゴブリンの体は、灰となって消えていく。アキトは周辺の気配を確認するため、『スキルのことがよく分かるスキル』を使って探る。


 「何もいない......か」


 彼は安堵の息をつくと、そのへたり込んだ。


 「いやぁ、怖かった。『スキルのことがよく分かるスキル』じゃ、ゴブリン以外がいるかなんて、ちゃんと確認しないとわからないもんな。うかつだったぜ」


 アキトは自分の不注意を反省しつつ、ホブゴブリンが落とした魔石を拾う。


 「でけぇな、この魔石。高く売れたりするのかな?」


 彼は魔石を手に取り、光に透かしてみる。キラキラと輝く魔石は、どことなく神秘的な雰囲気を放っていた。


 アキトは魔石をポケットに仕舞うと、ステータスを確認する。


-------------------

プレイヤーランク ★

プレイヤーレベル 1

 次のレベルまで 75

 累積経験値 25

ステータス

 HP 100

 MP 10

スキル

『スキルのことがよく分かるスキル』 -

『矢をたくさん打てるスキル』 ★

-------------------


 「ふむ、ホブゴブリンは5ポイントか。まだまだレベルアップは遠いな」


 アキトは苦笑しつつ、先ほどの戦いを振り返る。氷と電撃のコンボ、そしてバリアの有用性を実感した戦いだった。


 「アレは有効だったな。氷で動きを止めて、電撃で大ダメージを与える。バリアも、ピンチの時の防御に使えそうだ」


 彼は新たな戦術の可能性に思いを馳せる。この調子で戦い方を工夫していけば、より効率的にモンスターを倒せるようになるかもしれない。


 「よし、巣の中に入って、残った魔石を回収するか」


 アキトは意を決して、ゴブリンの巣に足を踏み入れる。薄暗い巣穴の中で、彼は慎重に、灰になったゴブリンが落とした魔石を探し始めた。


 「魔石、魔石...他に何か良いものはないかな」


 彼は期待を込めて辺りを見渡すが、魔石以外に価値がありそうなものは見当たらない。


 「30個弱か。そろそろちょっとずっしり、500mlのペットボトルくらいか」


 アキトは魔石の量を確認し、満足げに頷く。これだけあれば、そこそこの金額になりそうだ。


 「よし、一旦引き上げるか。帰りも何があるかわからないからな」


 彼は巣穴の中で、矢を補充することにした。アキトは弓に矢をセットし、弦を軽く弾く。すると、矢が魔法のように増えていく。


 「ふう、これで戦う前の数に戻ったかな」


"

■続きが読みたいと思った方は

 どうか『評価』【★★★★★】と『ブックマーク』を......!

 ポチッとお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ