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スキルホルダーになったので、ダンジョンで無双します!  作者: よだれどり星人
1章 『スキルのことがよく分かるスキル』
17/92

「第17話 - 初心者ダンジョンの試練」

 翌日、アキトは初心者ダンジョンに向かうことにした。ダンジョンの入り口に立つと、彼は深呼吸をする。


 「よし、行くぞ...!」


 意を決したアキトは、昨日もらった冒険者カードのステータスを確認した。


-------------------

プレイヤーランク ★

プレイヤーレベル 1

 次のレベルまで 100

 累積経験値 0

ステータス

 HP 100

 MP 10

スキル

『スキルのことがよく分かるスキル』 -

『矢をたくさん打てるスキル』 ★

-------------------


 「冒険者カードか...ダンジョンから産出された魔道具の一つらしいな」


 アキトは小さく呟く。このカードには、プレイヤーのレベルとステータス、スキルなどが表示されるという。


 「ランクの判定はカードが自動でやってくれるらしい。便利だな。まぁスキルの★の数らしいけど」


 彼は感心しながら、カードを眺める。聞くところによると、強いスキルを持っている人だと最初から★が複数ついているそうだ。


 「まあ、『地獄の業火を呼び出すスキル』と『ファイヤーボールを出せるスキル』が同じ★かと言われるとそりゃ違う気がするけどね」


 アキトは苦笑する。戦闘に関係しないスキルには星がつかないらしい。あくまで戦闘力を測定する便利グッズなのだろう。


 「『矢をたくさん打てるスキル』は結構強いんじゃないかと思ったけど、★1なのか...まあ、そのあたりはどうでもいいか」


 彼は肩をすくめる。むしろ、アキトがワクワクするのはステータスだ。モンスターを倒すと肉体が強化されていくらしい。そのあたりに期待が持てる。


 「さて、ダンジョンに入ってみるか」


 アキトは意を決して、ダンジョンの中に足を踏み入れた。最初の懸念点は、昨日戦ったゴブリンがスキルで生成されていたことだ。


 「『スキルのことがよく分かるスキル』を使って、ダンジョン内のモンスターを警戒できるかな...」


 彼は不安を感じながらも、先へと進む。そんな時、アキトは昨日会った金髪の美女のことを思い出した。


 「あの金髪美女、名前何だったっけ...金...金森だ。金持ちみたいな名前だと思ったんだよな」


 彼は苦笑しながら、金森が奇襲させたことを思い出す。


 「ここのモンスター、ゴブリンらしいし、同様のことをしてくるかもしれない...大丈夫かな」


 アキトは警戒しながら、ダンジョンの奥へと進んでいく。すると、彼の脳裏に何かが浮かんできた。


 「あ、なんとなくわかる。これ多分ゴブリンだ」


 彼は『スキルのことがよく分かるスキル』の効果を実感する。進んでいくと、戦闘中の人とゴブリンの姿が見えてきた。


 「『人間をひっかきたくなるスキル』に、『人間にかぶりつきたくなるスキル』...」


 アキトはモンスターのスキルを読み取る。どうやら、モンスターの位置もなんとなくわかるようだ。


 「スキル無しのモンスターとか、気をつけないといけないのかな......まぁいいや油断はしないようにってくらいにしよう」


 彼は思案しながら、ダンジョンの奥へと進んでいく。初心者ダンジョンとはいえ、油断は禁物だ。


 「よし、奥に進んでみよう...!」


 アキトは意を決して、ダンジョンの深部へと足を踏み入れた。彼の冒険は、まだ始まったばかりなのだ。


 薄暗い通路を進むアキト。彼は『スキルのことがよく分かるスキル』を使いながら、慎重に周囲を観察していく。


 「モンスターの気配は...あっちか」



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[気になる点] >『人間をひっかきたくなるスキル』に、『人間にかぶりつきたくなるスキル』 するスキルじゃなくて、したくなるスキルなのか。 なんか洗脳されてる感。
[一言] > 『人間をひっかきたくなるスキル』に、『人間にかぶりつきたくなるスキル』 これをスキルはおかしくないか。ひっかくのがうまいとか上手にかぶりつけるとかではないのか。
[一言] どうして主人公だけ名前がカタカナなんでしょうか?
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