表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキルホルダーになったので、ダンジョンで無双します!  作者: よだれどり星人
1章 『スキルのことがよく分かるスキル』
15/92

「第15話 - 実技試験の真実」

 アキトは他の受験者と共に、実技試験の会場に集まっていた。テストは仮想モンスターとの戦闘らしい。


 「1人ずつ呼び出されて、順次戦闘しているみたいだな」


 アキトは周囲の様子を観察する。しかし、他の人がどういう戦闘を行っているかは見ることができない。


 「しばらく待たされるのか...」


 彼は緊張を隠せないまま、自分の番を待つ。


 「アキト・サトウさん、お願いします」


 ようやく呼ばれたアキトは、テスト会場に向かう。


 「テストの難易度を選択できます。スカウターの方々に設定を任せることもできますが、どうしますか?」


 係員に尋ねられ、アキトは少し考えた。


 「じゃあ、お任せで」


 彼はぶっきらぼうに答える。


 「まぁ悪いことにはならんだろ」


 アキトは内心で呟き、テストルームに入った。


 30メートル四方の空間に入場すると、目の前には5匹の武器を持ったゴブリンがいた。


 「10秒後にテストを開始します」


 音声が流れ、アキトは身構える。彼は腰にぶら下げている矢筒から、魔法が込められた矢を取り出す。


 「始め!」


 合図と共に、ゴブリンが一斉にアキトに向かって走ってくる。彼は後ろに距離を取りながら、一本目の矢を放った。


 「氷結の魔法が込められた矢だ」


 アキトは心の中で呟く。この矢は2メートル弱の範囲にわたって物体を凍りつかせる。どれくらいの拘束力が期待できるか、狙ったところに飛んでいってくれるかどうかに不安があったが、その点は問題なかった。


 3つに増えて発射された矢は、3つの魔法を発動し、5匹のゴブリンのうち3匹は下半身全体が氷漬けになっている。残りの2匹は片足だけが拘束されている状態だ。


 「これで行けるか...」


 アキトは次の一手を考える。彼は雷魔法が込められた矢を取り出し、落ち着いて狙いを定める。


 放たれた矢は、再び3つに分裂し、ゴブリンに命中した。瞬時に、5匹のゴブリンが黒焦げになって倒れる。


 「意外だな...氷魔法と違って、雷魔法は効果が重なっているようだ」


 アキトは驚きを隠せない。3つに増えたことでコンボ効果が発生したのだろうか。




■続きが読みたいと思った方は

 どうか『評価』【★★★★★】と『ブックマーク』を......!

 ポチッとお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ