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大阪事変 ~色の三原色~

新編開始です!

~目次~

・紺碧に輝く紙

・黄色の目隠し

・赤色の耳栓

・色の三原色


・韓国支部長に届いた紺碧に輝く紙

能連會韓国支部に努めている會員は120名程。それをまとめるのが支部長である。支部長は仕事が多くあまり休めず疲労困憊になっていく、そんな日々が続いていた。

そして特に仕事がない。ある日の事だった。ポストの手紙を確認してみると紺碧色に輝く紙を見つけた。どうやら折り紙のようだった。しかし、それは少し違う折り紙だった。折り紙に文字が書かれていた。

その文字は「Request for return」と書かれていた。調べてみるとこれは帰還要求だという事が分かった。他に何か書いてないか調べてみると端っこに空港名が書かれており、「Gimpo International Airport」と書かれていた。金浦国際空港の事だろう。

そうして彼は荷物を纏め空港へと向かった。


・黄色の目隠し

そうしてどこに行くのかも分からずに金浦国際空港に到着した。そしてベンチに座っているととても白いパーカーを着た人物がやってきた。しかもその人は真っ白の仮面をつけており、とても目立つ格好で来ていた。だがその人の手を見ると白色ではない何かが見えた。するとその白い仮面の人は

「今からお前は関西国際空港に向かってもらう。これは偽造パスポートとチケットだ。ただ簡単にいくとバレてしまうからな。台湾経由で向かってくれ」そう言ってくしゃくしゃのチケットとパスポートを渡された。そしてパスポートの中にはメモがあり、「最初の韓国から台湾までは何もしなくていいが、台湾から関西国際空港に向かう時は黄色の目隠しをしろ」と書かれていた。しかし黄色の目隠しなんてどこにも見当たらなかった。そして疑問に思いながらも搭乗口へ行こうとしたとき、落とし物センターで黄色の目隠しというワードを聞いた為、向かうと黄色の目隠しがあり、直ぐに貰い、搭乗口へ向かった。


・赤色の耳栓

そうして台湾に着き、急いで日本関空行の飛行機に搭乗した。

そしてメモの通りに黄色の目隠しをしようと思った時だった。急にアナウンスが流れてきた。

「皆様、ご搭乗ありがとうございます。今から関西国際空港へ向かいます。そしてこの飛行機にご搭乗されている乗客乗務員50人の内、49人の方々は能連會韓国支部長の護衛となっています。また、テレビは護衛のみに伝えられる情報ですので韓国支部長には目隠しと耳栓をしてもらいます」

そういうと赤い耳栓を渡してきた。

そして私は耳栓と目隠しをして眠りについた。


・色の三原色

関空に着き、荷物を貰い護衛達の誘導に付いていくとタクシーに乗せられた。

その時も赤い耳栓と黄色い目隠しをされていた。

そして数時間が経った頃に目隠しなどを外された。

そこは能連會の本部だった。そして幹部たちが自分を拘束する。暴動や裏切りを防ぐためだろう。

そうして幹部の一人はこういった。

「飛行機内に居た護衛の人数は?」

自分は迷わずに「49人です」と答えた。しかし何故か顔を顰めている。

そして質問を何回かされた。しかし自分は最後の質問に違和感を感じていた。

それは「紺碧色の紙と黄色い目隠し、そうして赤い耳栓。この青、黄、赤に違和感はないか?」

そういわれた。自分は「特に...色の三原色とは思いましたがね」と答えた。しかしその時も顔を顰めていた。

一体なんなんだと聞こうとしたが奥の幹部の護衛が睨んでるため威圧感が凄く話しかけられなかった。

そういうと幹部たちはこういった。

「今日からお前は日本本部に転勤だ。椎島悟」

その言い方は実に冷酷無慈悲な言い方だった。

次回も乞うご期待!

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