別れと出会いと恐怖の板挟み
俺は疲れはてて28歳の誕生日をむかえていた。
そんな時、あの、としきから連絡があったのだ。
『ホームページをつくってくれないか?』
彼はそういうと起業するんだ、じゅんきと一緒にといった。企業名はふたりの頭文字からとったなまえにするそうだ、ひさしぶりに声をきいたオレはちょっと嬉しくて話をきいた。
結果として三人ではたらくことになったのだが、おれはあとからはいったということで、日当8000円だといわれ、友達のかわをかぶった守銭奴のとしきくんになにされるかわからないので従うことにした。
としきはヤギという友達に彼女をねとられ20歳にしてぼこぼこにするという暴力魔だったのでこわかったのだ。彼を中1のときにボコボコにしたが、また喧嘩して怪我をさせたくないという気持ちもあった。
会社は株式会社でもないのにみえをはり株式会社マルマルとなのっていた、いまおもいだしても見栄っ張りすぎてくすりときてしまう。彼の歩き方はかたひじをはってかぜをきってあるくのでおれのつぼだった。
はたらきはじめるとお遊びかクラブ活動かなという感覚におちいる職場だった。
おれは一年とたたずにやめることとなるのだがじゅんきもやめてしまった。
今はとしきひとりと社員数人でやっているようだがおれは興味がないので、もう関わらないでほしいと心底思った。
『何の人脈もないのによくはたらけるよなぁ』
『おまえとわかものはきちがいか』
などと罵られたこともあったが穏便に大人の対応をとった。
若者くんとはこのころSkypeで毎日話、ラインでひまがあればそとでもずっと連絡をとっていた。
その結果、はなしのなりゆきで『おまえがおんなだったらつきあってたのにな』といったおれの一言で遺伝子てきには女だがちんこがついているとカミングアウトを若者くんからうけた。
実際そういう難病というか、個体は存在しているらしく彼女は彼でhe is sheだったのだ。
寿命もみじかいらしくながくはいきていけないといった彼女をおれは好きになってしまっていたので、男らしく好きだ結婚できないが結婚してくれといった。
返事は嬉し泣きだった。
何かおれも嬉しくて一緒に泣いた。
それで一緒にすむこととなるのだが彼女とすむマンションをきめて、同棲することになった。
それから数年間喧嘩もしたり遊んだり恋愛ゲームのようなこともしてすごした。楽しかった。
彼女が余命一年を宣告されるまでわ・・・。
つらたん




