社戒人
事実をかいていきます。
倉庫の出荷作業を担うことになったが結構自分に向いていたと思う。
作業は単調でピッキング作業のミスだけしないようにシラフで仕事をしていた。
結果5時に終わる仕事を4時半におわらすことができるまでよゆうができた。なにやら、その余裕が気にくわない人間がいたようで山田というおつぼねの女は集中してやっているときにこういった。
『ゆっくりそのまま作業つづけな』
は?とおもった。
三十分はやくおわらせてるくらいには早くこなしていたのに怒った顔と声色でそういうのだ。
俺はいきる意味も見失って、ただくうためだけに働いていたのに唯一ストレスフリーで誰もいない倉庫でものが運ばれてくる雑音だけが響環境にムカつく一言がくわえられたのだ。
オアシスに一滴のションベンをいれられた、そんな不快感を俺は味わった。
夏の汗だけが俺の不快指数を上昇させていたというのに何なのだあの女わ。
幻聴だったのかもしれないが、いまとなってはわからない。
だが俺は許せなかった。
ただ真剣に働いているだけなのに
『ゆっくりしたいからそこにいるっていったんでしょ』
と上司の上辺さんにいったというのだ。
俺は意味不明すぎてきれた。
おおごとにしてやろうとおもって、ロッカーをボコボコにして工場長に苦言を呈した。
当時の俺の区分は特別社員というくくりでいつか正社員にはいれる枠だった。
結果やめようとしたら引き留められたが他の部署ではたらかないかといわれて、暴れてしまっていたので断った。
『自暴自棄になるなよ』
工場長はそういったが、俺は中1の無理矢理としきくんに喧嘩させられた時から自分の感情はおさえたうえで自暴自棄になっているのは親でも知らない。親友となった若者くんとは定期的に連絡をとっていた。
ボーイズラブといわれる純粋なふたりの愛がめばえるのはこの数年後の話だ。
俺はノンケだ。間違いなく。だがボーイズラブでもある。
十年ネットでゲームやらなんやらしていた俺たちはSkypeをすることになった。音声通話だ。
はじめての時は緊張したがやっぱり若者くんは若者くんでかわりなく安心した。
士業をしているわかものくんをリスペクトしていたおれはかれとさらに仲良くなっていった。
話がうまいのもあったがゲームもうまいのだ。
当然馬もあい二人はひかれあっていった。
派遣社員で1500円の時給をもらえることになったときは倉庫の出荷作業とちがって事務作業となった。
鉄骨の積み荷の製図を行い1mを1cmに縮小した図面の制作をし、運転手さんの来客対応と電話対応することが仕事だった。
ワープロ検定一級の二倍そくでうてる俺は、事務作業にむいていた。
それも一度聞き取れなかった上司の発言を聞き直したときに『何だその態度は』といわれ全く理解できなかったおれは辞めた。
理不尽なことが嫌いなのだ。生きてるだけで精一杯なおれにとっては重要なことといえた。
休みの日はCで精神をなぐさめていた。
いつ喧嘩させられるかわからないというとしきとゆうまによるトラウマは仕事に集中することでごまかしていた。
残念なことにこんな人間が実在している。
まだつづくよ!




