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プロローグ
あらすじと同じ内容です。
ミドルガルド…この地では希少資源である『EL資源』を巡って各々の国家による血で血を洗う争いが繰り広げられてきた。
ミドルガルドの一大地方であるブルー地方とパープル地方の間を領有する『アスティア王国』は「将軍王」と名高い『ヨシトル=フォン=アスティア』の元で空前の発展を遂げていった。
しかし、突如ヨシトル王は崩御。新たに王に即位したのは、「将軍王の娘婿」を自称するアスティア王国宰相『スパイデル』であった。
王となったスパイデルは、隣国を手当たり次第に侵略。侵略した国々の中には建国当初から同盟関係だった国もあり、多くの人々は動揺。
一方、ブルー地方の隣であるグリーン地方を領有する『トラスティア王国』の国王『ロイ=フォン=トラスティア』の嫡子『ケンウッド=フォン=トラスティア』は城門で、一人のメイドと出逢う。
「わたくしは『ジジョッタ』と申します…。お願いです、主人をお助け下さい!」
この出逢いが自分、そして世界の運命を大きく揺るがす事になるとはアスティア第一王子・ケンウッドはまだ理解できずにいた。