プロローグ
世の中、異能の力が全てになりつつある。
何をするにも異能との適正値や異能の力によって優劣がついた。
異能は世界の総人口に対して、各異能力者の人数分の1の力で扱える。
主人公の異能。
???はマイナーな異能だった。
有名な異能は、有名であるが故に複数の適合者がいる。例えば、ある一つの異能を使える人間が、仮に50人いたとする。
元々その異能の力を100とした時、扱える人間が50人であれば100分の50の力へと分割されてしまう。
各々の持つ異能は、適合者の数が少なければ少ない程、強力な力が使えるようになる。
そして、異能の発現方法とは、親の持つ強い意思によって決められる。
子は親の思いによって、力を手にした。
……誰しもがこう願うだろう。
我が子にのみ宿る力を寄越せ。と。
さしても妙な話し。
そんな親子愛なる強い意志は、誰もが思い。誰もが考えてしまう。
悪戯に異能とは個性を強く反映して、その身に宿していくもの。
誰もが考えられるような思惑は、何十億と存在する人の中に埋もれていく。
では、僕の異能に込められた思いは何だったのだろう。
"自分を止める能力"
効果
自分の動きを異能の力によって止めることができる。
任意に解除することができる。
対象は自分のみ。
適合者数
760000000/1
誰もが羨むユニーク異能。
僕の異能は世界に一人しかいない。
ただ、僕の異能は地味すぎた……。
異能を操り。極め。異能を研磨していく学校。
異能との適正値が秀でたものや、世界でも極少数しか適合者のいない異能者。更には、世界に通用するような天才異能力者。そんな名の知れた強者にのみが通うことを許された教育機関。
そこに僕はいた。
地味な異能を駆使して少年が這い上がる。そんな物語。