怒鳴りつけることが教育みたいな風潮を歴史的に考えてみる。
1000字で書かなかったら次回。
怒鳴りつける上司ってのはいつの時代にも日本に存在していて、『昔からそういうもの』として定着している感じがする。
戦争中の兵士に怒鳴って訓練している風景を記した文献やら、
戦国時代にも下手っぴにはボコボコにして指導したとかはよくあるよくある。
今に渡っては体罰教師、上司のパワハラなんかは枚挙にいとまがない程度にはある。
そんで、時代が進んでも残るものっていうのは、『進化は淘汰の歴史』ってやつでいうところによると、『淘汰されずに残り続けた結果の存在』ということになる。
そこに焦点を当てていきたい。
怒鳴りつける行為っていうのは相手を自分より下とし、自分の思うままに従わせたい。ということらしい。
-メモとしては怒鳴りつける行為は受けた人の25%のパフォーマンスを低下させ、それを聞いた周りの人のパフォーマンスを15%低下させる効果もあるそうだ。-
従わせたい。うん従わせたい。
怒鳴りつけることを毎度やっていくと、パフォーマンスは低下し、やる気は減り、元気もなくなる。基本的に悪いことばかりな感じがする。
だけど今でも残っている。つまり歴史的に見ると悪いことばかりではないということになる。
ここで最近よくみるとある芸人が使った洗脳の方法。みたいな話をぶっこんでみよう。
密閉された空間で、大学の卒業式。芸人が登場時拍手が少なかった。それでいいのか?と問う。僕が来たのにそんな拍手でいいのか?君たちの本気が見たい。もう一度入場からやるよ?いいね?といって再度入場し盛大な拍手をさせる。というやつだ。
不思議と変な話じゃない気がする。
しかし主役は芸人じゃなくて卒業生だ。
いきなり主役交代させて自分をメインにすり替えている。
ほう、すごい。たったそれだけで意識をすり替えたのか。やりおるこやつと思った。
そして話を怒鳴りつける方に戻す。
相手は弱っている。もうHPが残り少ない状態だ。
ここでなにをするかはなんとなく察しの良い方はわかりそうなもんだが、とっとと答えを言おう。
そう洗脳基本の基。飴と鞭の『飴』をくれてやるのである。
昔から職場の親方は弟子に飯を食わせる。いいとこに連れて行く。そんな行事が普通に行われていた。
今で言う飲みニケーションというやつ。
そこで簡単なことを言う。
『お前には期待している』
『きついことを言っているがこれはおまえのためなんだ』
『みんなこれを乗り越えてきたんだ』
HPを減少させた状態でHPを回復させ、さらに怒鳴りつけるのはおまえのためだ。と言う。
飯やらなにやらを奢ることで恩義を感じさせ、さらに褒めて宥めて俺はお前のためを思ってやっているんだよと伝える。みんなこれが普通なんだと錯覚させる。
洗脳は状態異常のときが一番かかりやすい。
もう一度言う。洗脳は状態異常のときが一番かかりやすい。
おじさん鬱で仕事やめる!って言ったら気づいたら異動に話を持っていかれてた。
自分でもチョロかったと思う。
でもそのときはそれが一番良い手段に聞こえたんだマジで。
怒鳴られるし休み少ないから鬱になったっていうのに。
異動で済ませてしまった。
鬱なら辞めるのが一番良いに決まってるのにね。不思議ね。
整頓すると、怒鳴りつけることで相手を疲弊させる。思考力を奪う。
適度な頻度で飲みニケーションを行い、精神の回復を施しつつ、恩義を感じさせ、良い感じの言葉で洗脳を行う。
洗脳されたニンゲンは怒鳴られることが普通であると思わされる。
本当は純粋なつらたん要因なのにね。
気づかないのよね。
普通だって教えられたら、そうおもうしかないよね。
ここで進化と淘汰の話に戻す。
良いことか悪いことかはわからんが残ったのなら淘汰されない理由がある。
それがこれ。
会社に隷属させるにはちょうどいい洗脳手段だったという話。
他にも、
家族がいるのに辞めるのか?
今まで手に入れたスキルは全部使えなくなるぞ?
新しい職場がみつかるのか?
みたいな不安の種をぶち込むのも効果的。
一人のニンゲンを辞めさせないというのは会社にとって安定の基本。
ニンゲンを定年まで使い潰すことを基本に考えた日本社会ではとても良いこと。
うん。
ニンゲン的に間違っていても、それが社会を成り立たせる構造の一部として存在しているのなら、それは社会として必要なものである。
必要悪と言われるくらいには。
というお話。
今の時代は変わってきてて飲みニケーションとかいうクソクソ糞文化が廃れてきたし。
辞めても次の仕事バンバンあるから鬱になったら、つらたんになったらガンガン辞めていい時代になった。
おじさん就職氷河期ど真ん中世代だから本当にいい時代になったと思う。
30社落ちるのが基本な時代だったんよマジで。
うんまあそんなお話。
1000字のつもりが2000字まできてしまった。
今日は流石におしまい。
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