私の獲物だ!
そう思って、テクテク?、獲物を探していたのだけど、何故か全く見つからない。
なんて動物がいないんだろう?。
もしかして、この樹海の植物が魔物とか?。
ありえないかなぁ?。
うーん、この樹海を抜ければ何かいるかもしれない!。
よし、あともうちょっとかもしれないし、頑張りますかあ!。
そして、多分1時間ほどたった時。
ついに、私はこの樹海を抜けたのです。
いえーーーい!。
では、獲物探しに行きますか!。
だけど、こんな街の近くみたいなとこで私の獲物いるのかなぁ?。
流石に今はまだ人とか殺したくないよ。
元は人間なんだし。
じゃあ、ちょっと、ウサギとかを探しますか。
更に1時間後。
ようやく見つけた、私の獲物!。
ふっふっふっふっ、絶対に逃がさないよ!。
『闇魔法、闇球!』
あ、外しちゃった。
「あっ、やっと、ウサギ見つけた!、昨日買ったこの剣の切れ味でも試しますか!」
あいつ、私が見つけた獲物を横取りしようとしてるって事?。
それなら、私は、あいつを殺さないと。
私の獲物を盗ろうとしてるんだから当然の報いだよね。
よし、『闇球闇球闇球』
闇球3連発!。
1人だけを狙ったし、これで死んでくれるはず!。
それに、何故か全部当てられたし。
「ぐはっ!、い、一体どこから?!」
え?、死んでないの?
じゃあもう一回!。
『闇球闇球闇球』
これで!、死んでくれるはず!。
バタッ!
『経験値、128獲得しました、レベルが4に上がりました、闇魔法がLv2に上がりました、闇矢を会得しました』
あれ?、レベルが上がった?、
いえーーーい!!。
じゃあ、ウサギを殺しますか。
新しく会得した魔法!。
闇矢
「ピギャア!」
変な叫び声。
『経験値、20を獲得しました、レベルが5に上がりました』
よし、またレベル上がった!。
ステータスを見てみるか。
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種族 パペット Lv5/10
状態 通常
HP 30/45
MP 28/60
攻撃力 20
魔法力 45
防御力 15
素早さ 20
《スキル》
『鑑定Lv1』『闇魔法Lv2』『呪いLv1』
《称号》
『転生者』『呪われし人形』
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うーん、上がった、のかな?。
また、他の魔物とか殺しますか。
まあ、私の邪魔をしたわけだし、人も殺しますけど。
のちに、この人形は冒険者の間で『血塗れのパペット』や『災厄を呼ぶ者』、『死神』、『魔王』などと、呼ばれることになります。
そのことを、今は誰も知りません。
ウサギと人の死体は、私が美味しくいただきました。