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125話 ギャンブラー

「雑魚い!!」


 ファルティナの魔法で火力をもりもり盛りまくった私とレイスリーネの高火力にわりとあっけなく灰と化した。


『さすがお二人とも強いですね』


 と、コロネが呆れたように言う。


『ほら、だってさっき、倒したウサギちゃんのボスからまさかのレベル1200のSSR武器がゲットしたし、火力十分な感じ?』


 私がニマニマしながらレベル1200のSSR武器に頬ずりしそうな勢いで言う。

 や、実際頬ずりしたら死ぬからしないけど。


 本当は先ほど倒した武器を所持しているウサギのボスからでたのはA級の死神の武器だった。


 なので、私はエルフの大神殿でゲットした遊び人のスキル書『ギャンブラー』スキルを使ったのである。

 ちなみにエルフの大神殿でゲットしたスキル書は、職業関係なくスキルを取得できるので私が覚えた。


 このギャンブラースキル、ボスドロップが気に食わない時に一度だけ使うことができる。


 大当りがでると、なんとSSR装備に変更できるという恐ろしいスキルなのだ。

 当たりでSS。小あたりでS。だけど。もちろんハズレがA。

 だが外れてもA級までなので、ドロップした武器よりは弱くならないなーと使ってみた。


 そしたらまさかのSSR武器である。



 こうして私たちはウサギボスを何度も撲滅し、メンバーの武器全部をゲットしたのである。

 まぁ、流石に全員SSR武器とはいかなかったけど。

 リリの武器もコロネの武器も私のトラップマスターでの糸も短剣もSSだ。

 でもSSだって十分強い。いままで装備してきた900武器もSSランク武器だったし。


 ……まぁ、1200武器なのでレベル足りなくてリリもコロネも使えないんですけどね!


 でも私もリリもコロネもボーナスステージなおかげで大分レベルがあがっている。

 レベルが足りない分はレベル+100の武器・防具が装備できる『進化の腕輪』でカバーすればいいし。


 ちなみに私はすでにレベルは1200を超えている。

 というのも、レベルの上がりがはやいのはsionをパーティーにいれたままにしているのが大きい。

 錬金術師の効果に所持しているアイテムの力を倍増させる効果がある。

 もちろん経験値アップのアイテムの効果もアップさせちゃう、わりとチート職業なのだ。

 その上、レベル500で、所持アイテム効果をパーティー全体に付与するという、ウハウハスキルをゲットしたのである。


 つ、ま、り 私たち全員経験値を貰える効果がアップしているというチート効果をゲットしたのだ。

 sionはこの場にはいないがパーティー効果は継続中だしね✩

 しかも守護天使分の経験値は全部私に来ているらしく、一人猛スピードでレベルがあがってたりする


 これを逃す手はないので、私は一日だけ経験値が5倍になる宝珠をsionに持たせてある。

 これは一回使うとなくなる消耗品で、あと3個しかもっていない。

 だけど今使わなきゃ、いつ使うんだって話になるし。


 ちなみにレイスリーネもいまバリバリで大活躍している。

 というのも、sionが昔したガチャしたアイテムの中に守護天使の火の技の威力を倍増させるというかなりかなりのチートアイテムをもっていたのだ。

 だが、sionは、守護天使をもっていなかったため、結局使わずアイテムボックスで塩漬け状態だったのである。


 私だったら、ゲーム中に速攻商店に売りにだしてたけどね!高値で売れるし!


 そういうところが無欲なプレイヤーと、がめついプレイヤーの差なのだろう。


 うん、ごめんねがめつくて……。


 でもこうして持っていてくれたおかげで、火の守護天使のレイスリーネの火力が大幅アップしたのだから感謝しないといけない。


 アルファーが敵のヘイトを集め、私とレイスリーネの火力で倒すという戦法で楽々ボスも余裕で倒しているのである。


 ちなみに狸ちゃんのドロップ品は鎧だった。

 これはもう少し、ここに篭る必要があるだろう。

 やっぱりセット効果も欲しいし!


 こうして、私たちは狸ちゃん撲滅作戦へと移行するのだった。


 △▲△▲△▲△▲


〜ここから女神サイド〜


 △▲△▲△▲△▲



「なぜじゃ!!」


 異界の女神が頭を抱えて叫ぶ。泉には狸天使ボスと戯れている猫達の姿が映っている。


「……異界の女神が控えているのに、気にせず武器防具集めを優先するとは随分神経の図太い連中だな」


 魔王も呆れた様子で趣味の悪い椅子に座りながら、ため息まじりに呟いた。


「おかしいじゃろ!?

 あいつらホワイトドラゴンがいるんだから絶対、神界が大変な事になってるのに気づいてるじゃろ!?

 なんであんなノンビリ装備品集めしとるのじゃ!?」


 異界の女神の悪魔っ子少女がワナワナしながら叫ぶ。


「……。

 私に聞くな。あれの神経は私には計りかねる」


 と、何故かマスクの上から器用にコーヒーを飲みながら、魔王が答えた。


「てか、お主もお主だ!?

 やっぱり今のうち、お主が殺しておくべきじゃろう!?」


 異界の女神が詰め寄るが


「断る」


 と、魔王が一刀両断する。


「だーかーらー何故じゃーー!!」


「何故も何もナスターシャが倒してくれるのであろう?

 何のためにお前の姉が天界にいるのだ?」

 

 と、魔王は面白そうに微笑んだ。猫たちの映る泉を見下ろしながら。

 マスクから覗く瞳にははっきりと狂喜を浮かべて。




愚痴注意

パソコン壊れました。キーボードが効かないのと、書いていた二万~三万文字くらいが消えた\(^o^)/


とりあえずなろうに保存してて無事だった165話までかいてあるけど、予定変更して、完結優先で予定より大幅カットするかもしれません。

スマホは文字打ち込むのに時間がかかりすぎる。はぁ.....


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