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2話 冒険者ギルド


もちと歩き続けることほぼ1日ようやく街が見えてきた

城とかあるしたぶん騎士とかあるんだろうな


「なぁもち、俺こっちの世界で戸籍とかないけど平気なのかな?」


「もち?」


まぁ戸籍とか言ってもわからないよな

「とりあえず入ってみるか」



街の雰囲気は、結構いい感じだ。なんというか、都会みたいに人混みもないし、やたらと早歩きな人もいない。。


 一言で言うなら、のどかってかんじだ。

 ……微妙に俺のジャージが浮いている気がする。


街の人に話を聞いてみるとこの街には冒険者ギルドがあるらしく、冒険者とかいう職業は、誰でもすぐになれるらしい。


 詳しいことは、手続き担当に聞けばいいそうだ。

話してる途中ジャージ姿の俺と頭の上にいるもちをやたら見られたが誰も何も言わなかったのでよしとしよう


「この町の人はみんな親切だな。やたらみんな目そらしたり、上向いてたけど」


「もち」


「どうしてだろうな?」


「もち~」


 もちはまったくわからないとでも言うかのように、頭上で一声鳴いた。

 とりあえず、入ってみるかね。

 俺は重っくるしい扉を開いて、中に入った。


中は……広い。それ以外に感想が出てこない。

 見渡してみると、そこそこの数の冒険者?の方々がいる。


 あと正面にはおそらく責任者だと思う人がたっていた

 やたらちっちゃい気がするんだが…っていうか、あの人俺のこと睨んでね!?


「ちょっと! そこの黒ずくめ! こっち来なさい!」


 やばい、なんかすごい怒ってるんだけど彼女。何故に?


「えと、なんでしょうか?」


 俺は、早足で彼女のもとに向かった。


「あんた、冒険者かしら?」


近寄ってみるとこの子やっぱ小さいな、睨みがあんま怖くないわ。


「? ちょっと、聞いてんの?」


「あ、ああ聞いてる。俺はここに冒険者資格貰いに来たんだけど」


「そう……。とりあえず、私がなんで怒ってるかはわかってるわよね」


「いや、まったく」


 俺はこの街に入って一時間もしない、そんな騒ぎは起こしたりしてないさ。


 あっ、こめかみに青筋がたっとる。


「あ・ん・た・の! 頭の! 上のやつよ!」


「うぇ」 


「もち!」


「あんたのせいで、さっきからこっちに抗議がきっぱなしよ!

「あー、いや悪かった。モンスターはアウトだったか」

「当り前でしょうが! ったく常識でしょうに」


 ため息をつきながら言われちまった。やっぱこいつは街に入れちゃダメなのか


「いや、じつはこの国に来るの初めてでさ、よくわかってなかったんだよ」

「いや、普通にわかりなさいよ どれだけ辺境から来たのよ!」


「あー、えーっと東の端の方?」


「何か胡散臭いけど……まぁでもそれならその妙な格好にも納得がいくわよね」


 そういや、私ジャージでしたね。

 とりあえず納得してもらえたようだけど、こんなちびっ子に嘘をつくのは心が痛むな。

 まぁ……気づいたら森にいましたなんて言えるわけないしな。


「だからって、モンスターを連れまわしていいわけじゃないわよ」

「はい、もちろんわかってますさ」

「わかってくれたならいいわ、冒険者免許がほしかったのよね」

「? あ、うん、そうだけど」

「それじゃ、はいこれ」


 彼女はカウンターの上に四角くて平べったい何かを置いた。


平べったい何かを置いた。


「あんたの冒険者免許よ。 ありがたく受け取りなさい」

「えっ! いいんすか」


 まだ、面接すら受けてないんだけど


「ええ、免許自体は簡単にあげれるものなのよ。そういえばまだ名乗ってなかったわね。私の名前はクレスツェンク イルソンルート ファン デュルファーよ」


 貴族っぽい感じの名前だな。確かにお嬢様っぽい感じはするけど……言動を除いてだが。



「俺は、焔 伊織だ。どうぞよろしく」

「ホムラ イオリ? 変わった名前ね」

「ああ、姓がほむらで名前がいおりなんだよ」

「へぇ、名前が後に来てるのね。まぁ、よろしくしておくわ」

「もち!もち!」


 もちも自分もいるぞという感じで、カウンターに飛び乗って自己主張をした。


「あぁ、こいつの名前はもち。 一緒によろしくしておいてくれ」

「……よろしくはしておくけど、街には入らないようにしておきなさいね」

「もち」

「さて、自己紹介も終ったところで、クレスちゃんに冒険者の仕事について聞きたいんだが」


 つか、ほとんど何するかわかんないのに免許貰っちゃったよ。


 あれ? なんかまたこめかみに青筋が……


「クレス……ちゃん?」

「そうそう、クレスツェンクだからクレスちゃん いいだろう?」


 ここで光る俺のネーミングセンスの良さ、実はこの様子で気に入ってたりとか……しなさそう?


「ところで、あんた何歳かしら」


 ……なんか、声震えてね? なんか俺、冷汗かいてるんだが。


「17ですけど」

「そう……」

「…………」


 沈黙が痛すぎる……。


「あの……「21」……え?」

「私の年齢よ、21歳よ」

「マジで! こんなちっちゃいのに!」


「ぷちっ」


あ……やべ、声に出ちゃった。

 おまけに、今何かが切れるような音がしたような気がするわ。


「いいかしら、一度しか言わないからよく聞きなさい」


 何か息吸って、溜めてるわ…怖いです。


「私はあんたよりも年上で! あんたは年下!ちゃん付けするんじゃないわよ!」

「ご、ごめんなさいーー!」


 あ……やべ、声に出ちゃった。

 おまけに、今何かが切れるような音がしたような気がするわ。


「いいかしら、一度しか言わないからよく聞きなさい」


 何か息吸って、溜めてるわ……怖いです。


「私はあんたよりも年上で! その呼び方をするのは私の親友だけなのよ!」

「ご、ごめんなさいー!」


 脱兎のごとく、早足に俺は去って行った。


…………

……


「もち、やっぱ人は外見で判断しちゃいけないのかね」

「もち」


 俺はとぼとぼと来た道を戻っていた。


「でもあれを外見で判断するなは無理だと思うんだよ」

「もちた」

「つい、逃げちゃったけど。ちゃんと謝らないとまずいよな」

「もっち!」


 どうやらもちも同意らしい。


「とりあえず、時間潰してほとぼりが冷めたとこで戻るか」

「もち」


 とりあえずは時間をつぶせそうな所でも探すかね。


「んじゃ、冒険者としての初仕事は街の探索とするか」

「もちー!」


 ……そういやもちの事どうしようかな。



読みにくかったので改行多くしたら長くなった…

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