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地獄のような天国で  作者: コールドスパイク
天国の便利屋さん 編
64/200

第62話 セルフ賽の河原

 元職場の先輩、流姉笛さんから時候の挨拶と共にお中元が届きました。


 天国に季節なんてあるんですかね?


 毎日同じ気候ですからよくわかりません。


 それにしても律儀な方ですね。


 流姉笛さんの性格ですから


 きっと職場の人全員に出しているでしょうね。


 そうすると関係者は年々増えていくわけですから


 かかるお金も相当な額になります。


 もしかして流姉笛さんが今でもあそこで働き続けているのは


 そのせいですかね?


 でも働けば働くほど送る相手は増え続けますから


 はっきり言って、悪循環です。

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