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地獄のような天国で  作者: コールドスパイク
最終章ですよ 編
198/200

第196話 今宵のマイクは一味違うぞ!

 佐丹さんの所に行きます。


 思えば私が初めて会った天使さんです。


 あれから随分と経ちました。


 その間も色んなことを教えてくれました。


 ある意味、私が一番お世話になった人かもしれません。


「そっか・・・。寂しいわね。」


 私もです。


 こうしてお話をしていると、この楽しい時間がずっと続けば良いのにな、って思います。


「でもね、キイちゃん。私には分かっていたのよ。こんな日が遠からず来るってことが・・・。」


 佐丹さん・・・。


「この天国に来る人だって、色んな人がいるわ。その中でもキイちゃんは目立っていた。」


 目立ちますかね?自分では目立たないと思うのですが。


「こういうのは自分では分かりにくいものだから。その人が当たり前にしていることは、特にね。」


 当たり前・・・ですか。


「息をするように人を救う・・・それがキイちゃんね。転生したら記憶を失ってしまうから・・・これは単なるお願いなんだけど、転生しても、その心は忘れないでね。」


 ・・・結局、最後までお世話になりっぱなしですね、私。


「じゃあ、キイちゃんの転生祝いにカラオケ屋さんに行きましょう!さ、行こう!どんどん行こう!」


 ・・・最後に少しだけ恩返しできそうです。

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