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面会…拒絶!?《中》

更新が遅くなってしまい、申し訳ありません!

何かいろいろありまして…更新ができませんでした!!

そしてやっと主人公が出ます!出せました!

では、お楽しみください!



「で、ファン」

「ん~?なに~」

「今回は何処が扉になってるんだ?」



…は?と聞いていたリーシェはアームドとファンというドラゴンの方に驚愕の色をしているであろう眼を向けた。扉?こんな森の中に?

いや、建物のことならば森の中にもありそうだけど、何処が?というのは移動している…ということ?


「ちょ、ちょっと、あんたたち何を言ってるのよ!」

「へ?なにって扉の確認ですけど…」

「場所いつも違うの!?」

「あ、はい。じゃなかったらさっさと行ってますよ~」


あはは!と笑っているアームドを尻目にリーシェは憤慨していた。

何だったのよじゃあ今までの山道は!こっちは国家の命運が掛ってるのに!!



「で、どうなんだ?」

「こんかいはね~、ムーちゃんとこなの~」


「だからイーがいけって~」というとアームドの方はなるほどと言うように納得の表情でうんうんと頷いた。


「だからさっきから何なのよあんたらは!」


なんなんだこの二人(正確には一人と一匹)は!なめてるんだろうか!!

と、リーシェは思ったが、歩きだした二人に続いて歩き出した。


こんな魔物の沢山生息しているところに捨て置かれるなんてたまったもんじゃない!!





(それにあたしは王国騎士団副団長。使命を全うするまでは帰るわけにはいかない!)



あらたに決意を新たにしている背後の気配に、アームドは楽しげな笑みを浮かべた。







―――――――――……



「ん?もうすぐ来るみたいだね」


「ずいぶん遅かったな」とイルはまるで緊張感もなく、また焦る様子も皆無な様子で他人事のように話、自分は悠々と寝転がっていた。


そんな主の様子をドラゴンであるレニは見下ろしている。

恐ろしい見た目に反して心底心配性で無口な相棒に、イルは心からの柔らかな笑みを送った。



「レニ、心配しなくても大丈夫だ。」

《主、平気、相手、心配》

「なんだ、俺の心配をしてくれているわけじゃないのか」


と、イルは少しばかりむくれた様にしていたが、瞬きを数度すると「ま、いいやメンドイ」といって寝返りをうった。



そして目線を湖に移し、しばらく湖面を無表情で見つめているとゆっくりと立ち上がり、自身の手のひらを浅く湖面に浸し、弧を描くように数度かき回した。


そこから渦が描きあがり、波紋が広がり、それは湖全体に広がった。





広がり、少しずつ済んだ青だったものは色を変えていく。


青から蒼に、蒼から藍に、藍から碧に…



その幻想的な光景に、辺りがシンと静まり返り、レニは己と主以外の総てがこの世界から消え失せたように感じられ、気配が消えたような気がした。



そしてわずかばかりの沈黙の後に、イルは手のひらを引き上げた。

その指先からの水滴がさらに波紋を広げていく。


イルは湖から数歩後ずさり、また、湖面を見つめた。


湖面には底から微かに気泡が浮き出てきている。


それはだんだんと数を増していき、突然に大きな水柱がわき起こった。そこから現れた影は一人は危なげなくイルの方の陸へ着地し、一匹は当然のように自らの羽で宙を舞った。


しかし最後の一人はバランスを崩し、再び湖面へと落下しようとしている。


それをイルはわかりきったかのように自身の腕をのばして落下直前の彼女を宙ですくい上げた。

そして陸へと降ろすと、呆然としていた彼女に向って先ほどとは違った笑みを浮かべた。



「わざわざこんな山奥までようこそいらっしゃいました王女殿下」


イルは数歩後ずさり、正式な礼をとった。

顔の方は未だに笑みを崩さずに完璧に繕われている。


「まずは用件伺いといきたいところではございますが、それは不必要でございます。用件は万事心得ておりますので」

そう言ったイルを彼女は驚いて言葉も出ない様子で凝視していた。


それはそうだろうな。とイルは納得するように頭の中で感想を述べていた。

それを知らせてきた悪友の方はどうせ背後で笑っているのだろうとイルは確信している。



実際、悪友ことアームドはこの光景を心底楽しんでいた。


(まったく…相変わらず腹黒いな~イルは)

全く人のことは言えない。


「そして、答えは出ております。もちろんですとも」

いけしゃあしゃあとそう言い、イルは彼女に今までで一番良い笑顔を見せた。



「せっかくの申し出ではありますが………どうぞお引き取り願えますよう」


ニッコリと友好的な笑みを浮かべながらも否定的な回答を吐いた、見た目が気だるげな青年イルを前に、彼女リーシェは唯単に唖然としており、そんな回答を半ば予想していたアームドはその様子を見てニコニコと笑みを深めていた。





レニはそんな主に対して少女の方を見、(かわいそうに)とおもいながらも自らも心底面白がっているように笑みを零した。

なんで書くキャラ書くキャラがみんなこんな性格に…いや、まぁいいんですが。


という訳で(どんなわけだ)あとがきです。

まずはすいませんでした!!更新ができる状態ではありませんでした!

心からすいません!

何か気がついたら書き上がってるのに放置という…ごめんなさい。

そしてこんな拙い作品を読んで下さり、ありがとうございます!!

おこがましいですが感想など書いて下さると大変うれしいです。

次の更新も……すいません遅くなるかもです。

やることがたくさんあり…(ためるからだ←ごめんなさい)…待って下されば幸いです。

早ければ2日後ぐらい…無理かなぁ?

がんばりますので、応援のほど、よろしくお願いします!!

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