表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【プロットタイプ】サイクル

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

残酷な話になってしまいました。

誰も救えないような話。

・何故、毎日同じ時間に学校や会社に行けるの?

・何故、周りの人に愛想振り撒けるの?

その答えを、私は多分出せない。出せないというか、既に私のサイクルに組み込まれてしまっているものなので、上手い回答が浮かばないのだ。

慈悲がない、優しさがない。私もそう思う。けれどもこれが一つの答えである。


「ほげー、天気は変わりやすいなぁ。傘持とうが持つまいが、あんまり当てにならないし。昨日も傘忘れて、瑠衣たん呼び付けたし」

窓ガラスに手を着いて、ただ今の天気を眺める。夏とは思えない様な冷たい温度が指を通じて伝わってくる。そしてその根源は、嵐の前に起きる急激な温度変化から来るものだった。

冷たい。秋の始まりの様に。夏の終わりの様に。容赦なく熱を奪い去る。

「女心は秋の空。なんて言うけど、夏の空だって負けてないよ。すぐに乱れるから」

人の心の動きを見ている様だった。移ろい変わって、乱れてしまう。サイクルの一つに組み込まれてしまえば、ここまで荒ぶる事はないのに、相手が自然現象故に、上手くいかない。

「人の心みたい。サイクルに組み込まれてしまえば、予知出来るのに」

何故、同じよう時間に学校や会社に行けるのか。何故、安定して愛想を売れるのか。そんな問い掛けがSNSに上がっていた。其れを見た時に、思わず答えに詰まった事を覚えている。

サイクルに組み込まれてしまったから、軌道に乗ってしまったから。それ以外に答えなぞないのである。例えて言うなら、歯車がただ淡々と回転し続けているだけ。予定外の事に弱く、変動に非常に覚束無い。

だから別に、特別という事ではない。その方が余計な選択をしなくて済む。考えなくて済む。ただ楽な道を選んでいるだけの話である。

「その結果、なんの発想も得られないと嘆く事になったとしても?」

同居人は肝心要のところで釘を刺してくる。一番見たくない事実を容赦なく突き付けてくる。残酷な人だ。その裏に例え優しさや助言があったとしても。

「痛いとこ突くね」

私は所詮、最適解を算出するAIでしかないよ。

表面上はそんなことないんですけど、裏まで読み取ると非常に残酷。切り捨てる話だと思ってるので。


何故、同じ時間に仕事や会社に行けるの。

何故、愛想を振りまけるの。


そういう人に対して、

周りみんなが同じじゃない。貴方はただ耐えられ無かった。

というのが多分優しい回答なんです。救える回答だと思うんです。


でも前に書いたので。それでも上手くいかなかったので。今回は少し変えた返答を出しときました。


特別な事じゃない。特段凄い事でもない。ただ当たり前に、昨日と毎日を送ってるだけ。

それがただの日常サイクルだから。

むしろ違うことするとおかしくなってしまう。


うつ病の人に返しちゃいけない言葉だなぁと思ってるんですよ。

『じゃあ、私がおかしいって言いたいの!! 普通じゃないって!!』

って返って来ちゃうから。


うつ病の人を相手にする時、最大限の注意を払わないと駄目なんですよ。

なんでもない言葉でも、深く傷ついてしまうから。

『治りにくいよ』って言っただけでも、『こっちは頑張ってるのに、何故そんなこと言うんだ』って言われちゃうから。

どうすれば良いんだろう。正解が分からない。


で、そうしてサイクルに組み込まれた結果、どうなったか。

刺激がないからなんの発想も得られない。

常に動き続けなければ、良いものは得られないよ。

というのが瑠衣が言いたかった言葉。


けれども鏡花は別の言葉を模索しました。

ただ最適解を算出しているだけだから、つまらない人間になってしまった。

まるで最適解を言ってるだけのAIの様に。


でもさ、日々に刺激がないって人、最適解を出して動いている人、この世に五万といるじゃんか。それが普通だと思ってるじゃんか。


鬱の人にも、そうじゃない人にも、冷たい事しかいっていんですよ。この話。だからとても残酷。


良い肉食べたいな。あとケーキ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ