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我儘言え

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

作者は声で人となりを見て行く人間ですよ。

あの人の声を聞いた時、底が知れないと思った。信用出来ないと思った。なんなら嘘発見器片手に話をしたいと思ったぐらい。

この人とずっと一緒に過ごすの? 途中で神経衰弱起こさない? そんな第一印象だった。

でも付き合いが長くなるうちに、声だけで判断出来なかったところが段々と分かってきた。

人が好き。話をするのも好き。素っ気なくされると一瞬、ほんの一瞬傷付いた顔をする。それでも隠すように何時ものノリで話す。

何を当たり前な事を、と言われそうだが、生まれ持った性質がそうなのだと知った。この性格も、この声も。


あの人の顔を初めて見た時、なんて分かりやすいんだろうと思った。下手に勘繰る必要が無いと思ったくらい。

彼女となら、嘘と欺瞞が横行する世の中でも上手くやっていけそうだ。そんな第一印象だった。

でも付き合いが長くなるうちに、表情だけでは分からなかった事が分かってきた。

意外と素直じゃないところがある。こちらが問い掛けると、素っ気なく返す事もままぁある。此方に気を使っているのだと知った。

良いも悪いも全部顔に出てしまうのは、彼女の個性なのだと知った。


久方振りに外に出る事になった。彼女は何時も通り、何処か不機嫌そうな顔をして、そっぽを向いている。手の甲に自分の手を乗せると、びくっと反応して此方を見る。

突発的過ぎたかも知れない。そう思って手を退かそうと思ったとき、彼女が何とも困った顔をして口を開いた。

「底の知れない人が傷付いた様な反応して、それでも自分の面子保つ為に強がると、『我儘言えー!!』って思う。『うるせぇ黙って言う通りにしてろ』ぐらいの事は言えって思う」

口では遠回しに話しているが、顔には思い切り『お前の事だよ』と書いてある。彼女の真意が知りたいなら、とりあえず顔を見ておけば何とかなる。

思わず吹き出して、それはもうケラケラと笑って、黙って手の甲に自分のを重ねた。

「有難う」

強火の方からの供給で、漸くキャラの魅力が分かってきた今日この頃。


狂言の様で、全部本心なのかも知れないと思ってます。

ビジネスライクな様で、意外とそんな事はなく。

だからこそ、素っ気なくされても我を通せとも思いました。


という訳で、以下はただのとあるキャラに向かっての、感想。


傷付くぐらいなら我儘言えー!!

何時もの飄々としたノリはどうした!!

『まぁまぁそう言わず』

と言って長文送って来いやー!!

と思って見てました。


そういう脆さがすきなんですよ。

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