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天然で鈍感な男と私の話  作者: 九條リ音
信次とのばら
182/238

ケーキとレモンパイとクッキー

 その後アラームで目を覚ました私達は、お互いの存在の大きさを噛み締めながら、ポンポンしあった。

 家に帰った後も京平は早く起きてくれていて、信次達がいる前なのに、抱きしめてキスをしてくれた。「兄貴の獣!」って、めちゃくちゃ信次に突っ込まれていたなあ。

 その後は一緒に眠れて嬉しかったよ。


 今日はのばらとケーキを食べに行く日。今は早めに起きて、京平と信次とお父さんのお弁当を作ったとこ。


「今日も亜美の弁当食えるから嬉しいな」

「腕によりをかけたからね」

「帰って来たら、亜美と話したいな。いってきます」


 京平はいってきますのキスとハグをして、全力疾走で出掛けていった。

 私がいるから、ギリギリまで家に居たんだろうな。

 日曜日の朝から京平は、いってきますとお帰りのキスとハグをするようになった。

 耐えきれないんだろうな。

 でも、京平がしなかったら、私がしてたんだけど、ね。

 ダメだなあ、最近本当に耐えきれないや。


「そう言えば、信次の卒業式っていつ?」

「3月8日。卒業式は来てよね」

「うん、なんとしても休みを取らなきゃ」

「のばらはもう休みを取りましたわ」

「父さんも行くぞ」


 信次も、もうすぐ高校卒業かあ。大きくなったなあ。春から大学生だしね。

 それに背丈も一気に伸びて、もう175センチはあるんじゃないかな?

 弟の成長は嬉しいもんだね。


「数ヶ月前は、お父さんが卒業式来てくれるなんて思わなかったから、凄く嬉しいや」

「大切なものに気付けて良かった」


 そうだよね。お父さんが戻ってきてくれたもんね。

 なんだかこういうとこは、信次が羨ましいなあ。

 私も卒業式の後で、お父さんに有難うって直接言いたかったもん。

 電話では有難うって言えたんだけど、感極まってかなり泣いちゃって、皆に慰められたなあ。

 懐かしいなあ。


「じゃ、僕もそろそろいくね。いってきます」

「いってらっしゃいまし」

「いってらっしゃい」

「気をつけてね」


 信次は異能がバレてから、少し遅めに我が家を出て行ってる。

 もう異能を隠す必要もないわけだし、異能で飛んで高校まで行ってるんだろうな。

 改めて便利な異能だよね。


「亜美、部屋で恋バナしましょ」

「まだ時間あるもんね」

「父さんも混ぜてくれよ」

「流石に照れるのですわ」

「そうだよ!」

「そ、そういうもんか」


 まさかお父さんが混ぜてって言うとは思わなかった。

 娘の恋バナ聞いても、京平と気まずくなるだけなのになあ?

 お父さんは少ししょんぼりしながら、諦めて仕事を早めに始める。

 私達は、のばらと信次の部屋に入って、寝そべりながら話す。

 のばらとこうやって話すの、久しぶりだなあ。


「月日が増すごとに、信次が好きになっていきますわ」

「解る。私なんて、段階すら変わって愛しちゃったから、最近抑えきれなくて」

「あら、深川先生だけじゃなくて亜美も?」

「うん。私も充分獣だよ」


 今の私は京平に会う為なら、何でもしちゃいそうだもん。

 今日の早起きだって、その為でしかないし。


「のばらはとっくに獣ですわ。ずっと信次と居たいし、抱きしめたいし、キスしたいし、エ……げふん。まあ、そういうことですわ」

「考えちゃうよね。私もそんな感じだなあ」


 気を抜くと、すぐに京平のことを考えて寂しくなるし、いざ会えたら歯止めが効かないし、ついつい見つめてしまうし、人目を気にせず抱きしめたくなるし。

 病院で会う時は、理性をフルに活用して頑張ってるよ。

 休憩中は、いつもポンポンして貰ってるけどさ。


「亜美と深川先生は、お墓参り行った時から、急激に仲良くなりましたわ。何があったんですの?」

「えっと、京平から大事な話を聞いて、京平がますます愛しくなって、養護施設の方から京平の小さい頃の話をきいて、更に愛しくなって」

「色々あったんですわね」


 京平を1つ知るごとに、私は京平が愛しくなっていく。

 それだけ京平が魅力的だってことだね。


「そうですわ、信次のアルバムみたいですわ!」

「あ、ちょうどここにあるよ。保育園の時の」


 私はのばらにアルバムを渡した。


「海里くんも写ってますわ。2人とも可愛いですわ」


 ◇


「いってきまーす」

「いってまいりますわ」

「2人とも楽しんでおいで」


 2人で2時間くらい話した後、私達はケーキ屋さんに向かう。

 のばらお勧めのお店は、どんなところなんだろう?


「ケーキ楽しみ!」

「前に信次と行きましたけど、とっても美味しかったのですわ」

「へえ? 何がお勧め?」

「フルーツタルトが美味でしたわ」


 私達は電車に乗って、話しながら揺られていく。

 ふむふむ、フルーツタルトが美味しいのか。

 京平と信次とお父さんにも、お土産で買って行こうっと。

 京平はフルーツタルト好きだもんね。


「亜美、今深川先生のこと考えてましたわね?」

「え、何でバレたの?」

「顔に書いてありましたわ」


 んもう、最近色んな人に私の感情が見抜かれていくなあ。

 そんなに解りやすいのかな、私。

 

「京平、フルーツ系のケーキ好きだからさ」

「じゃあ、お土産買わないとですわね」

「うん。沢山買ってく!」

「でも、亜美今日レモンパイ作るから、程々にですわね」

「あ、確かに」


 そうだね。家に帰ったら、レモンパイ作るもんね。

 信次の誕生日の時、作ってあげられなかったし、今日こそ美味しいの作るからね。

 ついでにクッキーも焼いちゃおうかな。

 京平も喜ぶだろうしさ。


「のばらもレモンパイ覚えたいですわ」

「そかそか。じゃ、一緒に作ろっか」

「良いんですの? 頑張りますわ!」


 のばら、最近お料理も頑張ってるもんね。

 信次の為に作りたいんだろうなあ。


「亜美、次で降りますわよ」

「りょっかい!」


 私達は電車を降りて、のばらの案内で街中を歩く。

 普段降りない駅周辺だから、歩くだけでも楽しいや。

 街を見ながら程良く歩いていくと、こじんまりとしたお店が見えて来た。

 

「ここですわ、亜美」

「お、可愛いお店だね」


 そのお店には、「ケーキハウスアンジュ」と、これまた可愛らしい文字で描かれていて、私の数少ない乙女心をくすぐる。

 店内へ入ると、平日にも関わらず、お店は混み合っていた。人気店なんだなあ。女性客で賑わってるや。


「いらっしゃいませ」

「予約してた冴崎ですわ」

「冴崎様ですね、こちらへどうぞ」


 お、のばら、予約してくれてたんだ。

 出来る女は違うなあ。尊敬するよ。

 私達は店員さんに連れられて、窓際の陽だまりの温かい席に案内された。


「はにゃあ、温かい」

「冬はこの席が好きですわ」


 寒空の下を歩いて来た私達は、陽だまりに癒されながらメニューを見る。

 何がいいかなあ? お勧めはフルーツタルトだったよね?


「最初はフルーツタルトとショートケーキにしよ!」

「のばらはフルーツケーキとモンブランと白桃のケーキといちごムースにしますわ」

「お、のばら食べるねえ」

「まだおかわりしますわ」


 のばら、相変わらず沢山食べるなあ。

 しかもまだおかわりもするみたいだし。

 ケーキ好きなんだなあ。

 私達は店員さんを呼んで、選んだケーキとコーヒーと紅茶を注文した。


「亜美も信次も深川先生も、コーヒー好きですわよね」

「京平が良く飲んでたから影響されてね。最初は苦くてびっくりしたけど、京平の好きなものだし、って飲み続けたら好きになったんだ」

「素敵なお話ですわあ。のばらは紅茶派ですけど、色んな香りがありましてよ。風味も感じられますし」

「そっかあ。私もたまには紅茶飲んでみようかな?」

「今度おすすめの紅茶、亜美に淹れますわね」


 お互いの好きを、共有出来たら最高だよね。

 私ものばらに、おすすめのコーヒーを淹れてあげたいな。

 何気我が家のコーヒーは、豆にこだわってるからね。

 安いの買うと、京平が拗ねるからだけど。


「お待たせしました。コーヒーと紅茶です。すぐケーキもお持ちしますね」


 このお店、コーヒー美味しいなあ。深みがあって香りも芳醇で。

 のばらも美味しそうに紅茶を嗜んでるなあ。

 私達がそれぞれの飲み物を楽しんでいる間に、ケーキも運ばれて来た。

 うわあ、のばらのケーキも美味しそうだなあ。後で頼もうっと。

 ケーキはどうかな。どれどれ。


「あう、フルーツタルトめちゃくちゃ美味しい。フルーツは甘酸っぱくて、タルト生地もサクサクで」

「ね、美味しいのですわ。フルーツケーキも、生地がふわふわで、クリームにもフルーツが使われていて最高ですわよ」


 なるほど、これはケーキが進んでしまうね。いくらでも食べられちゃうよ。

 インスリン、多めに注入しておかなきゃ!


「んー、ショートケーキもクリームが濃厚で、いちごも甘酸っぱくて、バランスがもう最高。あーん、もう無くなっちゃったよ」

「のばらも食べ終わりましたし、おかわりしましょ」


 え、のばらもう食べたの? 私、結構早食いなのに、それにも増して早いだなんて。

 上には上がいるもんだなあ。


「次は白桃のケーキとフルーツケーキとぶどうのケーキとマンゴーのムース」

「のばらは、ショートケーキといちじくのケーキとザッハトルテとチーズケーキにしますわ」


 ふふ、私達止まらないね。ケーキも美味しいし、何よりのばらと一緒に食べているんだもん。幸せだなあ。


 ◇


「美味しかったああ」

「お土産も買えましたしね」

「京平、喜んでくれるかな?」

「もー、亜美ってば、深川先生のことばっかり」

「あああああ、気付いたら京平のことばっかになるよ」


 お土産は信次とお父さんにも買ったのになあ。

 ちょっと気を抜いたらこれだもん。

 最近、京平のことばっかり考えちゃうよ。

 今は頭の中、京平の美味しい顔で溢れ返ってる!

 あーん、京平が美味しそうだよ食べたい。って、何言ってんの。バカ!


「のばらも、ここまで理性が効かなくなるのかしら?」

「信次のことを深く知れば、なるかもしれないね。信次、パッキリしてるから意外性はないと思うけど」

「確かにまだまだのばらは、信次のことを深くは知らないのですわ。もっと知りたいのですわ」

「人を滅多に信頼しない信次が選んだのばらだから、きっと大丈夫だよ」


 昔から信次は、人を簡単には信用しない。

 だからこそ、未だに友達は海里くん……と、最近は葉流くんという友達も出来たみたいだけど、コミュ障な訳でもないのに、友達が少ない。

 その代わりと言ってはなんだけど、家族を凄く大切にしてくれていて、小さい頃から家事も率先してやってくれている。

 京平がいない時は、信次がいつも私の話し相手になってくれていたしね。

 そんな信次が選んだのばらだから、私は心配していないんだけどね。

 きっと、のばらのこと、信頼してるし愛してるから、選んだんだと思うし。


「きっともっと深くなっていくよ」

「そうなりたいですわ。愛してますもの」

「という訳で、帰ったら小学生の頃の信次のアルバム見せるね」

「はふん、楽しみですわ」


 そんな話をしながら、私達は我が家に帰って来た。


「ただいまー」

「ただいま帰りましたわ」

「お帰り、楽しめたかな?」

「うん、楽しかったよ! お父さんにもお土産あるからね」

「お、ちょうど今から休憩時間だから、いただこうかな」


 私はお父さんにケーキを選んで貰って、コーヒーを淹れる。

 あ、のばらは信次のアルバムを集中してみているよ。なんか自力で見つけたみたい。

 私達はお腹いっぱいケーキを食べて来たから、お昼ご飯要らないしね。


「亜美のお弁当は美味しいな。ホッとするよ」

「それなら良かった」

「今更になるが、突然戻って来たのに、家族として迎えてくれてありがとな」

「何言ってんの。お父さんは家族なんだから、当たり前じゃん」


 するとお父さんは、泣きじゃくりながら私を抱きしめてくれた。

 まるで、過ごせてなかった時間を取り戻してるみたいだね。


「これからは一緒に暮らして行こうな」

「うん、一緒に過ごそうね。お父さん」


 私達家族の絆は永遠だよ。何の心配も要らないんだからね。

 だから安心してね、お父さん。


「信次可愛いのですわああ」

「アルバム見てるのか。後で私の部屋のアルバムも持ってくるよ」

「有難うございますわ」


 ◇


「ふう、眼福でしたわ。亜美、昔は髪肩まであったんですのね」

「今も伸ばしてるから、髪結べるようにはなったよ」

「どちらも可愛いから羨ましいですわ。のばら、短いの似合いませんもの」


 少しでも女らしくなりたくて、髪伸ばしてるんだよね。髪ゴムも朱音から沢山貰ったし、お洒落もしたいしね。

 確かにのばらのショートヘアって、想像付かないや。

 美人だから似合うとは思うけど。


「さ、レモンパイ作ろっか」

「美味しいのつくりますわよ」


 私達はエプロンと三角巾を付けて、準備に取り掛かる。

 レモンパイの材料は、お父さんが買って来てくれたんだけど、とても美味しそうなレモンを買って来てくれてて、テンション上がったよ。

 パイシートも少し高いやつだな? 美味しく仕上がりそうだね。


 それから私達はレモンパイを作り始めたんだけど、のばらが少し成長して、余計なことをしなくなった。

 のばらも成長したんだなあ。あんなに変なことばっかしてたのに。


 まずはオーブンの余熱。私はのばらに、オーブンを180℃に予熱してもらう。


「バッチリですわ!」


 続けて、冷凍パイシートをレンジで解凍して、型に伸ばして敷き、2人でフォークで穴を開けた。


「よく見るパイみたいな見た目になりましたわ」


 次にアルミホイルを被せて重石……。

 あれ、前は何を重石代わりにしたっけなあ?


「のばら、パイシートの上に重石乗せるんだけど、何がいいかな?」

「思いつかないですわ。なんかオーブン見てますと、グラタン食べたくなりますわ」

「あ、それだ。グラタン皿だ!」


 私はアルミホイルを敷いたパイシートの上に、グラタン皿を乗せる。

 私は卵を溶きほぐして、のばらにはこしてもらった。


「こすの時間がかかりますわ」

「がんばれ、のばら!」


 オーブンの予熱も無事終わったので、パイシートを15分焼く。


「私が様子を見てるから、のばらはのんびりしてて」

「じゃあ、紅茶を淹れますわ。亜美も紅茶好きになると嬉しいのですわ」


 のばらはそんな時間に紅茶を淹れてくれた。

 

「いい香りだね」

「のばらのお気に入りですの」

「この紅茶なら、レモンパイにも合いそうだなあ」


 少しのんびりしてる間にパイシートも無事焼けたから、キッチンに置いて冷ましておく。


「グラタン皿はどうしますの?」

「そうだ、外しておいて」


 次はレモンパイに必要なレモンカードを作る。

 さっきの卵とレモンを擦りおろして絞ったものとグラニュー糖とバターをお鍋に入れ、弱めの中火で煮詰めて。


「良い香りですわあ」

「トロッとするまで煮詰めてね」


 よしよし、いい感じにトロッとしてきたね。

 火を消して、混ぜながら粗熱が取って。

 パイシートを型に入れて。


「のばら、煮詰めたレモンカードをパイシートに入れて」

「緊張しますわ」


 のばらはレモンカードをパイシートに注いだ。

 これを冷蔵庫に冷やす。

 次はメレンゲ作りだ。卵白を泡立てるんだけど、


「のばら、泡立ててみる?」

「やってみますわ!」


 余計なことをしないのばらなら、大丈夫なはず。

 卵白はのばらの泡立て器によって、瞬く間にふわふわになって、次第に蓮のツノになっていく。

 

「ツノが立ちましたわ!」

「じゃあ、蓮を……じゃなかった。メレンゲを絞り袋に入れて」

「メレンゲ?」

「ああ、卵白を泡立てたやつをメレンゲって言うんだよ」

「なるほどですわ」


 のばらは、メレンゲを絞り袋にいれてくれた。

 私はそれを見て、冷蔵庫に冷やしたパイシートをとりだして、のばらにメレンゲを絞って貰う。


 最後に200℃のオーブンで、5分焼いて完成!

 

「出来ましたわ!」

「美味しそうに出来たね」

「おお、出来たか。美味しそうな匂いがするな」


 2人で作ったレモンパイ、喜んでくれるといいな。


「よし、私は続けてクッキーも作るぞ」

「深川先生の大好物ですわね」

「そ。頑張るぞ!」


 ◇


「ふう、クッキー、焼きすぎたかな?」


 やらかした。バターが沢山あったから、ついつい色んなクッキーを楽しく作っちゃった。

 ボックスクッキーにチョコクッキーに抹茶クッキーにいちごクッキーに。

 京平、喜んでくれるといいな。


「亜美、沢山クッキー焼きましたのね」

「気付いたら焼いちゃってたよ」

「お、楽しみだな」


 んー、作ってる間は気にならなかったけど、なんか疲れたなあ。

 早起きしてお弁当作って、ケーキ食べて、レモンパイ作って、クッキー作って。

 うん、結構行動してんな、私。


「のばらー、ちょっと疲れたから、私昼寝するね」

「かなり疲れた顔してますものね。おやすみなさいませ、亜美」

「おやすみ。京平が帰って来たら起こすからな」

「おやすみ」


 私はそのままの格好で布団にダイブして、ごろんと寝始める。

 帰って来た京平の笑顔を、楽しみにしながら。

 って、欲張りかなあ。でも、笑って欲しいな。

 ふふ、京平の笑顔を想像したら、安心して眠れそう。

 おやすみ。早く帰って来てね、京平。

亜美「むにゃむにゃ」

作者「京平、喜んでくれるといいな」

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