7話 盗賊と謎の言葉
さて、私は三十分走りましたさて、今はどこでしょう?
正解は侯爵邸から約四十二キロほど離れた廃村でーす。
正確にはアデミオン地方カルネ伯爵領旧セルス村だったかな、ということで、今からここにいる盗賊を全滅していきたいと思いまーす、全ては隠し財産のために。
え?ヒヒイロカネを売ったら金になるって?ヒヒイロカネはこの世界には存在しないらしいあるのは伝説級の魔道具でオリハルコンが使われているくらいらしい。つまり、この世界にヒヒイロカネの価値はないのだ。神話にも出てないしね。神器核なら尚更さ。
盗賊を崩壊させる手順は簡単、カグツチ様を降ろして膨大な火力ですべてを焼き尽くすだけ、と思ったけどダメだなお金やらなんやらが一瞬で蒸発する、だったら、誰でもいいから武神を降ろして。
『自分の力でやろうとしないのかい?例えば神器核を槍のようにして先端で心臓を一突きするとかさ、君なら簡単なはずだよ。』
そうなのか、じゃあやってみますか。それに折角だし普通に剣としての性能も見てみたいしね。
俺は闇夜の中現れる。そして、盗賊を蹂躙する、すべては計画通りに。
俺は近くにいた盗賊のもとに背後から忍び寄り神器核を短刀に変形させて頸動脈を切って倒す、頸動脈だけを切ったつもりだったが流石というべきか首までも飛んでいた、が、それを確認するとすぐに離れたので返り血はあまりかかっていない、多少かかったがそれはもう気にならない何故なら顔にさえかからなければ何らもんだないからさヒヒイロカネも神器核も汚れることも錆びることもないからね。
さて、次だ次、盗賊が大量にいるところがあるからそこに行って神器核を使った大量殺戮がどの程度の物か見ておくとしよう。
えっと何々、ほうほう。
俺は移動中に高木様からもらったメモを見る、
『大量殺戮形態level.1 簡単に言うと神器核が勝手に動いて対象を倒してくれる。大量に魔力もしくは神力を消費するけど君の場合は問題ないと思うよ。』
と書かれていた、にしてもlevel.1ということは第二第三形態があるということだろう。やはり神の力とは恐ろしい、さてと設定しますか。
解放『大量殺戮形態level.1』
対象『盗賊の下っ端と中ボス』
『プログラム終了・発動』
―――乱槍乱神奏―――
神が作りし兵器が今解き放たれた。
神器核は機械かのように雑魚を一掃していく、そして周りでバッタバッタと人が倒れていく音が聞こえてくる、そして発動から三十秒が経過するとあたりは静寂に包まれた、だがかすかに足音が聞こえるおそらく盗賊のボスだろう。
俺は音を鳴らさないようにしてそいつの後ろに回り込むそして先ほどまで暴れていた神器核を先ほどの短刀と同じ形状にして背後から切りかかった、そしてそいつはそれに反応したのか即座に抜刀して防ごうとしたがその剣ごと体を切り裂いたそして、そいつは死の間際にこう呟いた。
「我らエヴォルニア教に栄光を。」
と。エヴォルニア教確かそれはこの世界の宗教で一神教、女神エヴォルニアを祀るそして、英雄に力を与え邪神アクトラシスティを倒させるというお伽噺がある。だが俺は知っている
女神エヴォルニアは存在しなくアクトラシスティはもともとこの世界に降臨していた神だということを。
そんなことは置いておいて、今は盗賊が持っていたものをもらっていくぞー。
そう思い俺は中から金色の光が見える樽に近づこうとしたが途中に策がありその中に肉の塊があることに気が付いた、どうやら生きているようださて、どうするべきか。
もし、この小説がいいと思ってくださいましたら、いいねとその下の☆を押して評価をお願いします。
いいねは自分のモチベーションに繋がって投稿頻度が上がるかもしれません