そして2人の仲は深まる
「ちょっ、有希」
「なに?涼君」
「いや、お返しだって言ったけどさ」
「うん?」
「規模が違いすぎるんよ」
「いやいや、そもそも初見の僕をいきなり家に連れ込んだあげくこうやってコラボ雑談配信に出させてるんだからお互い様じゃない?」
「だとしても、だ!確かにVtuberとしてだけで見ると俺のほうが知名度が上かもしれないけど、それはVtuberとしてだけだからな?そのVtuberとしての知名度だってもう抜かれかねないのに」
「いやいや、アノスくんの固定層30万人強いるの知ってるからね?」
「いや、まあ確かにこんな俺だけど推してくれる人はいる。それは誇りに思ってる」
「でしょ?」
「でもだ。俺趣味の範囲内でしかギターやってないのにいきなりそんなこと言われてもきついぞ?というかそれ以前にさ」
「??」
「俺って素性を明かさない秘密性が重要なんだけど?」
「それは映像としての出演でいいんじゃないかな?」
「うーん、まあそれならいいのか……?いや良くないんよ」
「えー?涼君は僕達のライブ出るの嫌?」
「いや、んなわきゃないけどさ?それ以前の問題なわけよ。他にも有希達Vellのライブに出たいっていう人達がいるであろう中よりによってたまたまギター弾いただけの俺が出ることに罪悪感を覚えるっていう話なんよ」
「それは大丈夫!今回のツアーは各場所でゲストを入れるつもりだから」
「そうは言ってもなぁ……」
「出よ?」
「…………わかったよ」
「やった!!…………あ、もうこんな時間じゃん!?旅館に戻らないと」
「あー、そうだったな。こっち来たのも旅行だったっけ?」
「そうだよ!真人が待ってるから戻んないと!!」
「有希の泊まってるとこってどこだっけ?」
「嵐山のほうだよ?」
「ま?逆方向だったんか……じゃあ旅館まで送るわ」
「え?送るの?」
「あ、言っとくけど俺有希とタメだから送るって言っても付いてくだけだけど」
「ん?……タメ?」
「あー、俺今高2だけど?」
「高2で一軒家持つのやばくないかなぁ?っていうか僕が会うVtuberってみんなえげつない気がするんだけどなぁ」
「いや、有希だってっていうか有希が1番頭おかしいと思うよ?いい意味で」
「それはいい意味なのかなぁ……?」
「まあいいや、とにかく1人だと危ないだろうから近くまで付いていくよ」
「ありがと!!!」
「あ、それと俺とWINE交換してくんね?」
「もちろん!!これから仲良くしてね?もちろん、夢叶さんは渡さないけど!」
「俺の方こそだ。夢叶は俺のだから」
こうして、最初の邂逅からは予想できないほど僕は涼君と仲を深めて旅館へと2人で向かうのでした。
はいぃ!
こんな作品ですがいいなって思ってくれたら評価や感想のほどよろしくお願いしますm(_ _)m
主がめっちゃ喜びますm(_ _)m




