京都観光とライバルと 1
僕達は、旅館に大きな荷物を置いておくと、今度はバスを使って市内の中心部の方へと向かった。
「タクシーの運転手が言ってたけど京大の学食が安くて美味しいらしいよ?」
「そういや言ってたな。でもせっかくの京都なのに1食目それでいいのか?」
「真人……むしろ1食目だからこそ、僕たちだからこそここがいいんだよ」
「俺らだからこそって……あ、確かにそうだな。俺も有希も目指してんの京大だもんな」
「そういうこと。だからまずはそういうところからでも雰囲気を感じていこ?」
「そうだな!」
僕達は、自分で言うのも自慢みたいになるから嫌だけど都内でも上位の進学校で上位の成績を収めていることと、単純にやりたいことがそれぞれここにあるので、2人とも学部は違うけど京大を目指していた。だから今回の旅行の1食目は京都大学の学食に決めた。そしてバスに揺られること数十分、京都大学前に降り立った僕達は揃って感嘆の声を上げました。
「やっぱりすごいね、この雰囲気っていうかオーラっていうのかな」
「そうだな。何もしてないのに気が引き締まる思いだ」
「うん、ほんとだよね。真人、絶対受かろうね?」
「もちろん」
そんなことを話しながら構内に入って学食のお店に向かい、僕達は学食に舌鼓をうった。
「美味しいね、真人」
「そうだな、この安さでこの美味しさなら毎日通えるな」
「うん!2人で食べに来ようね?」
「おう、なんだかカップルみたいな話になってんな俺ら」
「……ぷっ!確かにそうだねwwwでも僕達が一緒に過ごしてきた時間の密度はそんじょそこらのカップルよりも濃いと思うけどね?」
「それは言えてるな。俺達がVellとして組む前からずっと仲良くしてたもんな」
「うん、これからもずっと仲良くしてね?」
「何当たり前のこと言ってんだ?俺達は何があったってずっと親友以上の存在、だろ?」
「そうだね!よし、じゃあそろそろ行こっか」
「おう」
こうして僕達は進みたい未来に思いを馳せながら京大を後にしようとしていた……時だった。すれ違った1人の男の人?僕達と同い年くらいの人が僕にしか聞こえないくらいの声で、
「……白銀凛、いや、天使有希。俺は君には負けない」
「………!?」
「ん、どした有希」
「いや、なんだか聞いたことのある声の人に話しかけられた気がしたんだけどもういないんだよね……」
「気のせいじゃね?」
「そうだといいんだけど……絶対に後々でなんかありそうなんだよなぁ」
僕は少しもやもやとしながらもとりあえず頭の片隅に置いておくことにしたのでした……
軽くバチバチしますけど全然重くはならないと思うのでお気になさらず!!!
こんな作品ですがいいなって思ってくれたら評価や感想のほどよろしくお願いしますm(_ _)m
できれば感想のほうが僕がめっちゃ喜びますm(_ _)m




