有希(S)と夢叶(M)※R-15 1
ボクは、とりあえずぼーっとしている夢叶を寝室に連れて行ってから食器を片付けるという名目で台所に1人移動した。
「ふー、だめだ。好きがあふれる。本当に夢叶がかわいいなぁ」
余裕なふりをしているけれど、ボクですらもう余裕なんて無かった。だって当たり前だ、いつものボクは表に出ることはできないんだから。こうして表に出てボクの大好きな夢叶に直接触れられるだけで心臓の高鳴りが抑えられないんだ。でも今日が終わればまた影に戻る。まあ、僕の方も夢叶の事は好きみたいだからじれったくても見てて楽しめはする。けど、最後に夢叶が、ボク以外にもいい人を見つけた時僕は絶対に引くという確信がある。だからボクはこの数少ない夢叶とのつながりでボク以外のことを見られないようにすると覚悟を決めて食器を片付け、夢叶が待つ寝室に戻った。
「夢叶、お待たせ」
「えへへぇ、大丈夫だよぉー!」
「さぁ、今から何をしよっか?まだ22時過ぎだからゆっくり話してもいいしまたこの前みたいにゲームでもいいけど?」
「んー、今日はお話するぅ!」
「うん、じゃあおいで?」
「ふぇ?お……おいで?」
「ボクの横においで?」
「え?い……今から?」
「うん、ダメ?」
「……ダメ……じゃないけどぉ」
「ないけど?」
「恥ずかしいよぉ〜……///」
「うっ……………」
「有希くん?どうしたの?」
「あー、気にしないで」
「むむむ?もしかしてぇ〜……照れちゃったのかなぁ?」
「……照れて悪い?ボクだって余裕あるわけじゃないんだよ?」
「えへへぇ、有希くんかわいいねぇ」
「もう、この話は終わり!いいから早く隣りに来てよ……夢叶?」
「……はいぃ、恥ずかしいなぁ」
「胸は揉ませるくせにそれは恥ずかしがるんだ?」
「そ、それを言われると何も言えない……」
「でしょ?別にボクだって余裕なわけじゃないんだからお互い照れてる同士仲良く布団に入ろう?」
そう言いくるめて、夢叶と同じ布団に入ったはいいけど……
「………………」
「………………有希くん?」
「な、なに?」
「すごく心臓鳴ってない?大丈夫?」
「だ、大丈……って何してるの夢叶!?」
思った以上に緊張してしまったボクの胸に夢叶は耳を当てて来たのでした。
「照れてるんだねぇ…………えへへへ」
「うん、もちろんだよ?でも、ボクは夢叶とこうして話せて幸せだよ」
「えへへ、かわいいねぇ」
夜はまだまだ続く……
はい!




