夏といえば夏祭り……!?
交流会をした日から1週間ちょっと。僕は真人の家にお邪魔していた。
「まさとー、今日なんで僕呼んだの?」
「んあ?いや、普通に今日夏祭りだろ?一緒に行かんかなって思ってさ」
「え?全然いいけど2人で行くの?」
「いや、向こうに連れがいるんだよ」
「誰が来るの?」
「ん?それはさ、向こう着いてからのお楽しみってやつで」
「えー……まあいいけど」
急に呼ばれたと思ったら夏祭りの誘いだったので拍子抜けしながら、僕と真人は祭り会場の神社に向かった。そんな、楽しい雰囲気で着いた神社で待っていたのは……
「え……榎本さんと……卯月さん!?…………ねぇ、真人?どういうことかな?」
告白してフラレて以来避けてきた……っていうと言い方がひどいかもしれないけれど、実際関わらないようにしてきた相手、卯月遥さんが浴衣を着てそこにいた。
「こういうことだ。まあ、詳しい話は当人から聞いてくれ?俺は美夏と回るからさ」
「え?ちょ?真人?……真人ー!?」
真人はそそくさと榎本さんと一緒に祭りのほうへと向かってしまったので、卯月さん……遥の事を放っておくわけにもいかないので声をかけることにした。
「卯月さん……こうなったら仕方ないし、一緒に回ろうか」
「う、うん」
僕らはとてもぎこちなくはあったけど、しばらくすると昔とそう変わらない雰囲気で過ごすことができていた。
「えへへ、楽しいね有希くん」
「そうだね、遥さん」
「あ、そろそろ花火が上がるみたいだよ!」
「そうみたいだね、一緒に見に行こうか」
「うん!」
そして、夏祭りのクライマックスの花火が上がり始めた頃……僕は今日会ってからずっと気になっていたことを問うことにした。
「ねぇ、遥さん」
「なに?有希くん」
「なんで今日、僕と一緒に回ろうと思ったの?フッた相手をさ……?」
「有希くん……」
「あの時、僕は傷ついたんだよ?もういいんだけどね?でもあれから今まで全然関わってこなかったのにどうして今日、急にこうして会おうと思ったのか気になってさ」
「そうだよね……私が有希くんを傷つけたんだよね。その事については本当にごめんなさい!」
「うん」
「それで、今日こうして会おうと思ったのは私個人の事に決着が着いたから」
「決着……?」
「うん。実はね?」
こうして遥さんから言われたのは想像していない事実だった。
「そうだったんだ……」
「うん、そうなの。それでね?」
「??」
「有希くんさえ良ければ、また友達から関係をやり直してくれませんか?」
僕は儚げな表情を浮かべて頭を下げる遥さんに笑顔を見せながら、
「もちろんだよ!色々あったけど……これからもよろしくお願いします!」
こうして、色々あったけど僕と遥さんの関係は完全ではないけれどもとに戻ることができたのでした。
次話で卯月シリーズの閑話は終了します!よろしくお願いしますm(_ _)m
この作品がいいなって思ってくれたら評価や感想のほどよろしくお願いしますm(_ _)m
僕がめっちゃ喜びます!!!!!!




