勉強会!のはずが…
「とはいってもさ、僕達って正直な話あんまり勉強することない……よね?」
「まあな?イージーミスさえしなけりゃ10位以内はかたいんだよな」
「そうなんだよねぇ。どうしよ?」
「まあ、とりあえず俺としては地理と日本史がミスりやすいかな」
「まあ、その辺は暗記科目な面もあるからねー。正しく覚えてさえいればなんとかなるかな。ただ筆記系の問題が多かったら少し厳しくなるかもね」
「そうなんだよなぁ」
「ひとまずは鎌倉〜室町の主な事象とそれに関連する事柄からやろっか」
「おう」
こうして僕と真人は勉強に取り組んだんだけど…………
「んー、やっぱりそこまで教える事ないんだよねぇ」
「それな?ちょっと早いけど息抜きするか」
「そうだね!」
そう2人して言うと、真人の部屋の隣にある防音室に移動した。
「よし、せっかくだし息抜きに1曲作るか」
「いいねぇ!どんな感じにする?」
「新曲の『君に届けるアイの歌』はバラード調だったし次はアップテンポなのがいいんだよなぁ」
「確かにアップテンポの曲がいいなぁ」
「有希は希望とかあるか?」
「今回はさ、どちらかというとロートーン、低めのキーにしてほしいんだよね」
「なる、まあハイトーンでアップテンポにしたらキツイわな」
「まあそれもあるけど別に僕はハイトーンは苦にしてないからいいんだけど、Vellは高音曲だけじゃないんだぞ?ってところを見せたいなーって」
「それいいな。ついでならっていうか歌詞も英詞多めにいくか」
「おっけ!じゃあ歌詞考えるからちょっと待ってね!」
「おう!」
僕は、Vellのユキとして真人ことギター·作曲担当のマサと楽曲制作を始めた。
それから1時間ちょっと経った頃……
「歌詞できたけどこれでど?」
「相変わらず早いよな、ユキ」
「マサみたいに楽器使えない分作詞だけは本気でやらないとね?」
「いや、にしてもなきはするけどな?」
「まあいいじゃんいいじゃん!で、どう?」
「いつもと変わらずめっちゃ良きだわ」
「こういう時マサだとパって読んで英詞の意味も理解してくれるから助かるよ!」
「英語は俺の得意分野だからな?よし、じゃあとりまギターラインとベースライン、ドラムまでは組むわ」
「おっけー!」
「っと、そろそろ晩飯の時間だな。1回切り上げて飯食いにいくか、ユキ」
「あ、ちょっと待って?母さんに連絡しとかなくちゃ」
「おけおけ、ダイニングの場所わかるよな?先に行ってるから早めに来いよ?」
「わかってるよー!」
僕とマサの勉強会という名を借りた楽曲制作会はまだまだ夜まで続くのだった……
キャラ崩壊し始めた気がしないでもなくて申し訳ないですが許してくださいm(_ _)m
またこの作品がいいなって思ってくれたら評価や感想のほどよろしくお願いいたしますm(_ _)m
僕がめっちゃ喜びます!!