主な登場人物
内川咲希……主人公。高校1年生の女の子。人身事故で亡くなっている。生前は吹奏楽部に所属し、バリトンサックスを吹いていた。
髙橋凛……高校2年生の男の子。吹奏楽部の部長を務める。担当の楽器はファゴット。霊感がある。
中野千尋……高校2年生の女の子。吹奏楽部で学生指揮者(学指揮)を務める。担当の楽器はトロンボーン。霊感がある。
中村顕子……高校2年生の女の子。吹奏楽部で学生指揮者(学指揮)を務める。担当の楽器はフルート。部内で1番霊感が強く、不思議な力を使えたりもするが、その代償なのか、生まれつき目が見えない。あだ名は、あっこ。
野上琴音……高校2年生の女の子。担当の楽器はアルトサックス。サックスパートのパートリーダー。霊感はない。あだ名は、みこ。ただ、このあだ名はほとんどと言っていいほど使われない。
浅沼湧真……高校2年生の男の子。担当の楽器はテナーサックス。霊感はない。
西野楓……高校1年生の女の子。担当の楽器はアルトサックス。霊感はない。
上原春花……高校3年生の女の子。すでに部活を引退しており、吹奏楽部のOGである。担当の楽器はバリトンサックスとアルトサックスだった。霊感はない。
小林優太……高校1年生の男の子。担当の楽器はクラリネット。少し霊感がある。
中村陸斗……顕子の弟。顕子のもつような不思議な力は使えない。性格は母親似。霊感がある。
中村さんのお母さん……好奇心旺盛な性格らしい。陸斗によると、彼女は人間ではなく、姿は人間だが魔法や不思議な力が使える者である。出身は「間の国」。間の国には中村さんのお母さんのような者や、妖怪、死の国に行きそびれてしまった魂などが住んでいるらしい。
中村さんのお父さん……おしとやかで優しい性格らしい。霊感がある。
中村聡美……顕子の双子の姉。2年前に病死している。今は花畑と死の国の間にある川で、死んだ人を見送る仕事をしている。生前は顕子ほどではないが、多少の不思議な力を使えた。しかし、その代償なのか、病弱だった。あだ名は、さっちゃん。
岸辺成美……高校3年生の女の子。すでに部活を引退しており、吹奏楽部のOGである。担当の楽器はトランペットだった。音大に進むために、ブランクの時間を使ってトランペットの練習をしている。霊感がある。
岡野朱莉……高校の非常勤講師。音楽の先生。霊感がある。
秋葉文代……吹奏楽部の外部講師の先生。