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別れと旅立ちの時

 驚いている私にモンクはこう語りました。


「その力こそが自然の力なのです。あなたはその力を使えば使うほど強くなっていかれるでしょう」


 そして、石を指差し、


「それをあなたに授けます。その石は常にあなたと共にあり、あなたを助けるでしょう」


 そう言ってからモンクは庭に面した部屋へ入っていき、暫くすると戻ってきました。その手には巻物が握られています。


「これはあなたが倒すべき7体の魔神とその居場所が示されています。これを見ながら旅を続けてください」


「ありがとうございます」


 私は巻物を授かり、モンクに礼を述べ、寺を後にしました。サムライにも別れを告げに行きましょう。


 門を叩きサムライを呼びますと出てきました。


「修行は終わりました」


「おぉ、そうか!それは良かった。時に所出井殿、魔神を倒しに行かれるのであろう?」


「えぇ、そうなんです。なので、ここで失礼しまーーー」


「拙者も連れて行ってくれまいか」


 !? この人今なんと仰ったのか。


「頼む! この通りだ。私は幼い時にあの化物に弟を奪われてからあの化物を倒そうとしてきたが己の力だけでは倒すことが出来なかった。」


 サムライはジャパニーズ土下座をしながら、こう続ける。


「どうか、拙者を化物どもを倒す旅に連れて行って欲しい!」


 私の決断は早かった。


「もちろん。いいですとも、ミスター・マサミネ」


 こうして、私は七体の魔神に体の自由を奪われた友人を救うため、サムライは弟を奪った化物たちを倒すための冒険が始まりました。



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