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動き出す影

瞬きをすれば、そこは洞窟の中でした。つまり……、


「帰ってきたか」


「……はい」


空気が重い。謝らなければならないのですが、口が開いてくれません。いや、言うんだ。言わなければいけない!


「あの」


「なんだ」


「すみませんでした」


ああ、顔を見ることが出来ません。


「いいぞ」


「えっ?」


間抜けな声が出ました。


「主の心が未熟なのもあるだろうが、敵がそこを突いてきたのは主のせいではない。未熟なところは鍛えればよい」


サムライはそう言って二つライスボールを取り出しました。そして、その一つを私に差し出したのです。


「これは主と拙者の心を繋ぐものだ」


その後サムライは無言で食べだしました。私もそれに続いて食べました。


共に食べることで互いの気持ちが通じた気がしました。私に足りないものが何か教えてくれたのでした。




一方、江戸城内では将軍の側近たちが密会をしていた。


「では、第一の魔神が討たれたと?」


「そうだ」


側近たちは戸惑いを隠すことが出来ない。


「一体誰が」


「全く分からない」


「調査に向かわせろ。それと第一の魔神の遺体回収もだ」


影の部隊が動き出した。


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