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裏切り、そして失望
「あ、あなたは?」
私が尋ねるとその少女はこう答えました。
「私はマーサ。 あなたをこの世界に転送してしまったのは私なの」
なんと、この少女が私をこの世界に送ったのか。
「では、元の世界に……?」
「戻れるよ」
それを聞いてサムライは、
「良かったではないか。まだ闘ってる最中ではあるが……友と共に帰るが良い。まだ闘ってる最中ではあるが……」
と、やたら戦闘中だということをアピールしてくる。
そもそも、私がこの世界で闘ってきたのは友の命を救うためであって正義感に突き動かされていたわけではない。
そうだ。こんな世界は早く出ていってしまおう。
「では、よろしくお願いします」
「よろこんで♪」
マーサが両手をこちらへかざすと私の体が光に包まれる。あぁ、やっと帰ることができる。
サムライを見ると失望しているようだった。




