現実世界より
私はニューヨークでエンジニアとして働いています、ジョディー・ワンドと申します。これから話すのは私が平行世界へと飛ばされた時のことでございます。私もそのような世界に行っていたことが今でも夢なのではないかと思っているのですが、とにかく話していきたいと思います。
まず、なぜ私が非科学的な世界(まあ異世界とここから言いましょう)に行くことになったのか、その経緯のことですね。
これにはまず私の精神状態が関わってきます。私はその当時とても心が病んでおりました。それは一番の心の支えであった友人が突然姿を消してしまったからです。私の目の前から消えたというだけでなく世界そのものから消えてしまったのです。
そんなことがあり、私はその友人がいないのならば早くこんな世界から出ていこうと思っていたのですが、どうにもそれを神(この時の私は神を信じていませんでしたが)は許してはくれずビルの屋上から飛び降りた私を地面に落とさずに空間を捻じ曲げ、異世界へと連れて行ったのです。
何が起こったのだろう、などと思う暇もありません。私は暫くその場で立ちすくんだままでした。
立ちすくんだ私を見て声をかけてきた人がいました。
「KUSEMONO! KUSEMONO!」
意味の分からない言葉を話す人の方へと体を向けるとそこにはジャパンのサムライが立っていたのです。
とすると、私は意識を失ってジャパニーズムービーの撮影現場に連れて来られたのだろうか。いや、有り得ない話だ。それでは拉致ではないか。よくあるドッキリ番組より質が悪い。
それでは私の頭がおかしくなったのか......。それが一番今の状況では正しいことになるでしょう。あぁ、こんなときマーヘルコミックのアヘンシャースならば無双のヒーローになるのだろうな。
ずっと黙っていると男は近づいてきて私の顔がしっかりと見えるところになって急に驚いた表情をみせたのです。まるで私が化物であるかのように。
「何故に異国の者がこのような場所に!」
ジャパニーズサムライはまた私の知らない言葉を話しました。まあよく考えたらサムライなので日本語であることは確かですよね。
その時です。ピロリロリン、ピロリロリン♪ 私のスマートフォンからアラーム音が。そう言えばこの後仕事をする予定だったんだなと思い出しますが、ここがどこか分からない以上仕事にも戻れませんし、まずわたしは死ぬつもりだったのですから関係のないことです。
ということを考えていると、サムライが、
「お主、もしや魔術師か」
と、まぁこれまた意味が分からないのですがスマートフォンを指差してそのように言ってくるのです。サムライの時代だからスマートフォンがないのは当たり前……。ん?スマートフォン。
ッ!!!そうです!スマートフォンがあったではありませんか!これで翻訳できます。
ーーー日本語のサンプルダウンロードしていなかった。




