表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

0. 序章

赤い。

視界を埋め尽くす、赤い色。

遠くに聞こえる悲鳴、罵声、混乱した足音。

鼻につく、焦げたような、生臭いような匂い。


ーああ。燃えている。


故郷が刻一刻と消失する様を、呆然と見ているだけしかできなかった。


ーなぜ、どうして。


疑問に答えるものは誰もいない。

こんなことが起きるなんて、一体誰が予想しただろう。

驚くと同時に、人々は気づく。混迷と退廃の時が来たと。




その国の北端で起きた事件は、後に「神の大火」と呼ばれる。

今から、5年前の出来事だ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ