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夢の原因


あたしは死にたいのだ。死にたい。

でも、怖い。怖いんだ。

誰もが生きてる中で恐怖を感じる。

あたしは、死に恐怖を感じる。

誰か、あたしを助けて・・・。





「俺と契約して一緒に悪魔になろう!!」

確かに、悪魔ヴァレンサは言った。

「・・・え、あの・・・ごめんなさい。もう一回言ってください。」

「だぁかぁらぁ!!俺と契約して、悪魔になれ!!」

命令系!?!?!?

「ちょ!!ちょっとまってくださいよ!!なんでいきなり悪魔にならなくちゃいけないんですか!?」

あたしはプチパニックだ。いや、パニックだ。

「あのね~詳しく話すと~・・・ってめんどいからいいや。」

えぇぇ!?いいの!?そこちょー大事なとこじゃん!

「だってさ、美影死にたいって思ってんのに死ねないんでしょ?怖いから。俺、そんな美影かわいそうだし~なんかおもしろいから~一緒に悪魔なっちゃおうかなぁ~って考えたんだよ!!」

おもしろいってなんだよ・・・。

「ね!!ね!!だから悪魔になろうよ!!悪魔になればさ!!もう怖い思いしなくていいんだよ!?」

「まってくださいよ!!悪魔になるってことは、一生死なないからだになるってことですよね!?」

「もぉちろん!いやなの・・・?」

「い、いや・・・ってわけじゃないですけど・・・。」

「じゃぁ決定~!悪魔になろう~!」

「ちょ!!だから!まってくださいって!あたし一言も悪魔になるって言ってないです!」

「ちぇっ・・・美影はさぁ~、何をそんなに迷ってるの~?」

「あ、あたしは・・・。なんかいきなりすぎて・・・。よくわかんないです。」

「あぁ!!なるほど!じゃぁ~3日だけ考える時間を与える~!そのあと、俺もういっかい契約するか聞くから。美影考えといて~!」

「はぁ・・・あ、ありがとうございます・・・?」


そのあとは、あたしはすぐ寝た。これは夢だと思いたかった。

朝起きたら、昨日のは夢でしたぁ~ってなってほしくて。




夢を見る。

自分の部屋。一人だ。

でも、動けない。

ベッドから動けない。

助けて。死にたくない。

なにかがくる。迫ってきている。

・・・お父さん?お母さん?

『美影・・・美影・・・

・・・・・殺してあげようか?』



「っ!!!」

バっと起きあがった。

「いてっ!!」

いて・・・?

「もぉ~美影いきなり起きんなよ~。おでこぶつけただろ~。あぁ、いてぇ」

・・・嘘だ。

夢じゃなかったのか・・・。


あたしの隣に、目が赤く、黒髪のイケメン悪魔が寝ていた。


「なんで・・・?夢・・・じゃないの・・・?」

「ひゃはは!!美影寝ぼけてる?昨日のこと忘れちゃった?約束したじゃん!3日待つって!だからその間、俺ここにいるから~。」

・・・なぜだ。起きたら夢ってことになるはずだったんだ。あたしのシナリオは・・・。

「てかさ、美影汗やべぇよ?かなり魘されてたけど?」

あたしは夢を思いだす。

・・・あんな夢初めて見た。今までと違う夢。

でも、恐怖恐怖恐怖。

あたしは感じる。死の恐怖。

「・・・。美影~?だいじょぶ~?」

ふっと我に返る。

「え?あ、うん。」

「ふぅん・・・。」

「じゃぁ、あたしシャワー浴びてきますから。」

「いってらぁ~」


まだ家族は起きていない。

家族といっても、兄しかいないが・・・。

あたしは、いつもどうり洗濯機の中にシーツを入れる。

洗濯しているその間にシャワーを浴びる。


「・・・あたしって、死んだ方がいいのかな・・・?」

そんなことを誰もいない浴室でつぶやく。

ガラっ!!!

「えっ?」

  ぎゅう・・・

「美影!!死ぬな!!死ぬな!!お前は死んだらダメだ!!お前が死んだら、俺どうやって生きてけばいいんだよ!!!絶対死ぬな!!」

そう言ったのは、兄の晴輝だった。

が、この状況。あたしは裸だ。しかも、ノックもなしにいきなり入ってきやがった。

「・・・こんのくそ兄!!!!!なに勝手に入ってきやがんだ!!変態!!えろじじぃ!!!昨日からなんなんだよ!!!!!」

ドンっ!!!

あたしはおもいっきり兄を押して浴室から出した。

「い、いてぇ・・・。ま、まぁ美影が元気でなによりだ。うん。よかったよかった!!」

そう言って、何事もなかったかのようにスタスタ行ってしまった。

「わぁ!美影って意外とスタイルいいねぇ!ナイスバディ!!ひゃはは!」

「おめぇもでてけぇぇぇぇ!!!」

悪魔のヴァレンサをおもいっきり殴った。

悪魔だから死なないだろう。



今日も最悪の気分だ。

朝からのぞかれるんて・・・。しかも2人に・・・。

なんてことを、今日もまた退屈な授業中に考えていた。

・・・退屈だ。

とてつもなく退屈だ。

「みっかげ~~~!!」

  ぎゅう!!

「ひぃ!!!!」

ガタンっ!!

何かが抱きついてきた!!

みんなが一斉にこちらを見る。

「おぉ?加佐野どうしたぁ?」

「い、いえ。なんでもありません。」

あたしは席につく。

抱きついてきた正体は、

ヴァレンサだった。

なんで学校にヴァレンサがいるのよぉぉぉ!!

家にいたはずなのにぃ!!!

あたしは、授業が終わってすぐ屋上に向かった。


「おい。ヴァレンサ。てめぇ何学校きてんだ。家でおとなしくしてろ。」

「あ、あれっ?美影・・・お口が悪いぞ・・・?」

「あぁ?てめぇのせいだろが。朝から覗くは学校には来るわ。あたしを怒らせることしかやってねぇなぁ?」

「敬語っ!!敬語は!?ひゃ・・はは!!」

「ぶん殴っていいか?」

「・・・。」



そんなこんなで1日の学校生活は終わった。

結局ヴァレンサはずっと学校にいた。

今もあたしの隣で寝ている。なぜ一緒に寝なくちゃいけない。

おかしいだろ。いちを女なんですけど、あたし。

・・・・。

「ねぇ、ヴァレンサ。聞きたいことあるんだけど。」

「なぁに?」

起きてたのか・・・。

あたしは、一番気になっていたことを質問した。

「なんで、あたしを悪魔に誘ったの?」

「・・・。美影さ。この頃変な夢みるだろ~?あれ、美影の恐怖のかたまり。それが夢にでてきてんの。でも、最近その恐怖が膨れ上がって今までは抑えられてた恐怖が、だんだん抑えられなくなってる。悪魔って、そーゆー恐怖からできたんだぜ?だから、美影は悪魔にぴったりだし~、なによりその恐怖から解放されるから俺、誘ったんだー。」

ヴァレンサの横顔は、真剣な顔だった。

「それにさ、俺~・・・あと2日以内に契約者捕まえないと殺されちゃうんだよね~。」

「へぇ・・・そうなんだ。殺され・・・・殺されるっ!?!?」





どうも!!作者のARISAです!!

もうこの作品を作ってると自分がなにしたいのか分からなくなっちゃいました・・・汗

今後もまったり連載させていただきます!!

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