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目印




 小早川(こばやかわ)(せい)は山に居た。

 友人達と「探険」に来たのだ。

 だが彼らは迷っていた。

「星、大丈夫?」

「へいき」

 星は転んで足を傷付けていた。膝から血が流れている。

 星は、細い山道を遮るように生えた若木に気付いた。「これ、目印にしよう」

「うん」

 彼らはそれを目印に動きまわり、とうとう遊歩道に出た。星は泥まみれで家に帰り、姉にしこたま叱られながら治療してもらった。


 数日後、彼らはケータイや方位磁石を持ってもう一度そこへ行ったけれど、あの道から若木は消えていた。




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― 新着の感想 ―
[一言] こういうの好きです(*´Д`*) 気まぐれかな?守りの力かな?なんだか分からないけれど、状況が好転する怪異。
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