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十六夜家の野望(仮)  作者: 十六夜 桜花
第一章 〜尾張國編〜
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第二十一話 講和と元服

更新するの忘れてた…

織田信友から古渡城をなんとか守りきった信秀は一旦入城して休息を取り、報復を行ったが、一進一退を繰り広げそろそろ和睦ということで政秀に和睦の使者となり信友側の家老などに接触して和睦交渉するも難航し、一年あまりにもかかり双方納得のできる和睦案になったため和平を結んだ。


このとき、美濃の西美濃に位置する大垣城は斎藤勢により落城した。

大垣城城代の織田信辰は、夜分に城を脱出尾張の古渡城目指し、甲冑姿のまま織田信秀に面会を要請、朝の評定の最中だった為直ぐに部屋へ通されると大垣城が落城したことを伝えた。


「信辰、お主一人だけで逃げてきたのか?」


「斎藤勢の夜襲により城内に残っていた者達と離れ離れになりおめおめと逃げて帰ってきました。申し訳ございませぬ。」


その後朝の評定では、信辰は謹慎を命じられ美濃の斎藤家と講和を結びその条件として婚姻関係を結ぶことを皆に伝えると、平手は使者として美濃斎藤家居城稲葉山城へ向かっていった。


~美濃国斎藤家居城稲葉山城~


「本日はお日柄も良く。」


「前向きは良い。何の用だ。尾張の虎の使者よ。」


「この度は、当家と斎藤家の講和に関してでございます。」


道三が相槌を打つと平手は話を進め、斎藤家の息女と織田信秀の嫡男である吉法師との婚姻関係を結びたいと言う無いようであった。


「良かろう。先年の約束もある。」


こうして、織田家と美濃斎藤家との縁組みにより講和、一年後に吉法師は元服し名を織田三郎信長に名を改めた。


~美濃から織田家への道中~


「三郎様、こんな真冬に迎に行かなくても良いのでは?」


「法師そんなこと言うな。見てみたいだろ。美濃のマムシの姫だぞ?」


「わかりました。」


一年前に元服した吉法師こと織田三郎信長と来年元服する法師こと十六夜霧斎と織田家の家紋が入った白生地の旗と武装した五百人の私兵がいた。

白生地に美濃斎藤家の家紋が入った旗を背中に指し、馬に乗り傷だらけの伝令が此方にやって来た。


「此方、織田家織田備後守信秀の軍の方々でしょうか?」


「父上は来ておらぬ。織田信秀が嫡男織田三郎信長である。斎藤家の伝令が何か?」


「申し上げます!道中織田清洲家による攻撃にて護衛は壊滅、姫様は行方不明になりました。」


「なに!全軍行くぞ!」


そう言って織田三郎信長は先頭に立ち馬を駆り立て五百の騎馬兵が真冬の中土煙を上げて現地へ急行した。


「殿!あそこに輿が!」


織田三郎信長以下現場に着いた者達は絶句した。

何故なら報告どおり護衛は全滅、輿は荒らされており血が大量に着いていた。


「殿!百騎(ひゃっき)率いて付近を回って参ります!我が隊続け!」


現場から十六夜霧斎率いる騎馬が離脱して付近を捜索し始めた。


「この寒さだ!早く見つけるのだ!」


十六夜隊に続いて他の隊も離脱、捜索に入った。

池田恒興(いけだつねおき)隊の捜索班の一部が付近に清洲織田家の陣を発見したことを伝えた。

その報告はすぐさま信長に伝わり、直ぐに軍を動かした。

捜索に行っていた部隊も合流して清洲織田家陣へ向かっていったのであった。

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