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十六夜家の野望(仮)  作者: 十六夜 桜花
第一章 〜尾張國編〜
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第十九話 大垣城の戦い

第十八話の後半にて斎藤勢に攻められた大垣城が場面です。

ほんとは数ヶ月じゃなくて数年間です。(物語の都合です。)

織田信辰が大垣城を守備して数ヶ月が経ち何事もなく流れていくかと思われたが、小姓が入ってきた。


「信辰様、斎藤勢が大垣めがけて進軍中とのことです。」


「殿に救援要請の使いをだせ!」


織田信辰は小姓の報告を聞くと直ぐに戦支度、家臣などの家族、付近の諒民を城に入れて籠城戦の準備に入った。


~斎藤軍営~


「報告。大垣城包囲完了。」


報告を終えると伝令は陣幕から出て行き別の所へ伝令として向かった。

側近である家臣が包囲したのでこれからどうするべきか念のため聞いた。


「殿いかがなさいますか?」


「信秀の動きによるな。草の者達から何か上がっておらぬか?」


織田勢が大垣救援の為出陣したと草から報告が上がっていたので、そのまま伝えると当分包囲しつつ時に攻撃でよいと作戦が決まった。


一方尾張から美濃へ入った織田信秀勢の隙を狙った戦略行動がとられようとしていた。


「殿、例の件により織田信秀大垣救援の為、美濃へ出陣。」


「よし、信秀めの居城へ出陣する!戦支度をせよ!」


「は!」


こうして清洲織田の織田信友勢が信秀の居城めがけて南下した。

このことは信秀にも伝わり、己!彦五郎(ひこごろう)と激昂した。

そして、すぐさま居城古渡城を目掛けて転進した。


~大垣城では~


「殿の援軍は間だ来ないのか…」


外を見ながら援軍を待ち望んでいると、斎藤軍が陣営を片付けていることに気づいた。


「ん?なぜ陣営を片付けている。」


「殿!討って出ましょう!」


「アホか、何かあるに決まっておろ!」


重臣達と討って出るか出ないかの話をしていた頃、探りにいかせていた伝令と援軍の場所を探せに行かせた伝令が戻ってきた。


「報告します。斎藤勢陣営をたたんで撤退準備に入っております。それから、清洲織田信友勢南下。行き先は不明です。」


「報告します。援軍は清洲織田の織田信友勢による攻勢で居城救援の為転進しました。」


信辰は軽く頭を下げると追撃はしないことを告げるといつまた斎藤軍がくるかもわからないので直ぐ武装できるだけにしておくことを伝えると解散を命じた。

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