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[一話] 君は一体何者?!

プロローグの方読んで頂いてありがとうございます。

まだ読んでいない方はひとつ前の話を読んでいただいてから一話を見て頂いた方がわかりやすいと

思います。評価の方していただけると嬉しいです。

ところで、僕が目覚めるまで一緒にいてくれていた君は一体何者??。

一見、見たところ可愛いケットシーの女の子。ちゃんと耳も付いてるし尻尾もある。

か、可愛い...。

「ねーねー。君はどこからやってきたの??ここではみない顔だね。」

「え、えっと...。」

怪しまれないように辺りを見渡す。

どこって言われても。僕、いま異世界召喚されたばっかりなんですけど。

どうしよう。辺りには森と大きな川しかない。

「そ、そこの川を泳いできたの。そしたら力尽きちゃって。てへへ」

「ふーん。そうなんだ」

嘘まるわかりの返事に女の子は興味津々で聞いていた。

「そうだ、私達の村においでよ。近くにあるからさ。おなかすいてない??」

そういや、昨日はネットカフェだったからまともな食事は久々だ。

ちょうどおなかが鳴った。

顔を真っ赤にしてお願いした。

「じゃあ、お願いします。」

「まっかせてーー!」

-----------------------------------------------------------

並木道を通りながら女の子についていく。

そうだ、名前聞いてないや。

「自己紹介まだだったよね?僕の名前は真泉壮史。君は?」

「私?私はクラニィ・ステール。」

「あ、クラニィって呼んでね。」

女の子を呼び捨てなんて恥ずかしいな。

「じゃあク、クラニィ、僕のことも壮史でいいよ。」

会話が続かないな。なんか言わないと。

「あの...。」

聞こうと思ったらついてしまった。

「ここが私達の住む村、ハース村だよ。」

*********************************************

[ハース村]...森の狭間に位置する村。

村全体で約50人のケットシーが生活している。

中央の建物にはギルド、集会場がある。

*********************************************

[ケットシー]...猫と人間の混合体。

耳と尻尾があり、フワフワの体毛で覆われている。

手と足は人間なので二足歩行や剣などの武器も持てる。

身体能力はとても優れてる。

*********************************************

先に歩いていたクラニィが振り返ってこっちに寄ってきた。

「君って、どこ所属なの??」

ん?どこって何かあるのかこの世界には。どうしよう記憶喪失ってことにしとこうか。うん、そうしよう。

「えっと、さっき川で溺れてから記憶がないんだ...。」

「ほんとに?大丈夫?けがとかしてない?」

おいおいおい当たってるよ。胸が、てか、でかすぎだろ。顔を真っ赤にしながら我慢する。

「なら、ギルド行って登録してもらおうよ。君の能力も知りたいし...ね?」

なるほど、この世界にはギルドが存在するのか、てことは報酬でしかお金がもらえないのか。

僕はこの世界で生活していけるのだろうか...。

「そうだね、とりあえずギルドに行こうか。」

「うん!!」

グルルルル。

「ご飯にする??それともギルド行く??」

「ご飯食べたいです。昨日から何にも食べてないんだ」

クラニィは少し考え「うーーん。」

「なら、家においでよ。ご飯作ってあげる!」

女の子の家に入るのも初だけど、手料理が食べれるなんて夢みたい。

「ほんとに行っていいの?」

クラニィは微笑むと僕を家まで案内してくれた。

着くとそこには大きな建物が建っていた。

二階建てで、小屋みたいなところには馬によく似た生き物が二頭。

「ここがクラニィの家?」

辺りを見渡していると、家の中から可愛らしい女の子が出てきた。

「おかえりーおねぇちゃん。」

クラニィに飛びついた。しばらくして、視界に僕を捉えていなかった幼女はびっくりして後ろに隠れてしまう。

「誰??おねぇちゃんの知り合い?。」

次回、可愛い幼女に脅迫される未来が見える。

お楽しみに。

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