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スマホを見る、久しぶりに母親がメールをしてきた。

彼氏が車を事故ったから金を貸してほしいのだという。


普段母親らしいことなんてしなかったくせに、こんな時だけ頼るなんて最低だ。


「他に警護が必要なご家族はいらっしゃらないんですか?」

「ああ…母親が一人いますけど別々に暮らしてるので大丈夫です」


「本当に仕事は小説家なんですね」

私は一年前まで祖父母に育てられてきた。

母親が男性関係にだらしない人で、父親の顔もしらない。

母親が祖父母から金を借りようとしていたので、そんなことをさせるくらいなら私がなんとかしようとした。

向いている仕事が見つからなかったからダメ元で投稿した小説がたまたま出版社の目に止まって、デビューをして今に至る。


「ほんと不思議ですよね…それにしてもSPが一般人の警護をしてくれるなんてなあ…」

「それはあくまで通称ですから今回は官僚の警護要員とは違います」

「あ、ですよね」

それにしても土壇場の付け焼き刃に書いたものなのに、売れているなんて変だなあ。



「なにか外出の予定は?」

「じゃあコンビニに」

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