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「秘密よ」

作者: 八尋蓮

いつも、貴方は私のそばにいてくれる。


私が悲しいとき

私が嬉しいとき

私が楽しいとき

私が怒りに満ちたとき


私が……




貴方は、必ずそばにいてくれて、最後はそっと抱きしめてくれる。


「これぐらいしか出来ないから」といつも貴方は言うけれど、それだけで私がどれほど救われたか、貴方は知っている?


私が「好きよ」と言うと貴方は凄く嬉しそうに微笑んで、「俺も」って返してくれる。



夢なんじゃないかって思うほど幸せで、会えないときは、いつも私の中に貴方がいるって思うと、不思議と寂しくないの。

本当にそばにいてくれるような感じがするから。


次はいつ貴方に会えるかな?

明日かな?明後日かな?

早く抱きしめて欲しい。


早く会いに来て?





「ねぇ。お姉ちゃん。

いつも、誰と喋ってるの?」

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