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俺のショートショート12

作者: 骸骨
掲載日:2026/10/28

 たいていの人は誤解をする。例えば、アンドレイ・チカチーロやエド・ゲイン。テッド・バンディ、ジョン・ゲイシー。ヘンリーハワードホームズこと、ハーマン・ウェブスター・マジェット。こうした一般の市民にも名前が浸透している、有名どころのシリアルキラーたち。

 なんとおぞましい、鬼畜の所業、血も涙もない、冷血漢。シリアルキラーたちが犯した犯罪を聞くや否や、顔をしかめる一般の市民たち。顔をしかめる市民とは別にこうしたシリアルキラーに興味を持つ、一部の好事家も一般の市民まぎれている。

 ただ、両者ともに知らない、もしくは気が付かない真実があるとされている。

 こうしたシリアルキラーたちは、人の姿で人前に出ていただけなのだとしたら…。一部の人は、ここで「ははぁ…、あのことね。」気が付く人も出てくるであろう。

 そう。まさしくその通り。なぜ、彼らがあれだけ平然と残忍な犯行に及ぶことができたのか。同じ人間と言えるのか?もちろん、そんなことはない。事が発覚し、そのまま刑場でその人生を終えたからこそ、誰も気が付かなかっただけなのだ。善良な市民の目の届かないところで、刑が執行されただけ。燃やされた死体は、ただの灰となり、元の姿を現すこともなく消えていく。だからこそ、誰も気が付かないのだ。


本当に、人ではなかったということを。

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